2022/10/15-16 紅葉温泉ツーリング

6:00 起床

仕事の時よりも休日の方が起きるのが早い。

 

グダグダと準備をして、バイクを走らせる。

朝のひんやりとした空気が身を包んで眠気を覚まさせる。

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ぽつぽつと雨が降ってきて、それは大きな粒に変わっていった。

(うわぁ、雨か………いやこれは笑えねぇわ)

 


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全身がずぶ濡れになった。

なんでもっと遅くに出なかったのだろう。後悔。そして予報だと7〜8時台は1ミリ程度だったのに。

 

山の方に行ったもんだから寒い。山頂から紅葉が見たかったのに霧で見えないし。

 

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ギブるかと思った。休日なのに何でこんな過酷なんだ。

 

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雨宿り。寒い。ひたすらに寒い。

服も全部死んだ。気が滅入ってくる。

しかも朝8時に。

(あぁ、もう最悪だよ……)

 

遠慮なく降る土砂降りを東屋から覗いた。

結局1時間弱、雨が弱るのを待ち再出発をした。

 

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服を乾かすようにスピードを上げ、どんよりとした曇り空を走る。

 

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田沢湖に着き一息つく。

缶コーヒーを買って湖のほとりに立ち尽くす。

 

(あぁ…過酷……多分今日は捨てだな)

服は皮肉にも全部乾いており元通りになった。

 

しばらくすると、しとしとと湖に波紋が伝わり服がまた湿り気を帯びた。

 

 

12:00 抱返り渓谷

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雨天を抜けた。やった。

ようやく太陽の兆しが出始める。一方で朝の惨劇はなんだったのだろうと思う。

 

ここは紅葉の名所らしい。

抱返りというのは、人がすれ違うときにお互いに抱きかかえるように返さなければ通れなかったほど、狭く険しい山道だったことから、「抱返り」と呼ばれるようになった。と言われている。

 

紅葉がピークだったと言われるとそうではなかったがまぁ綺麗だった。

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黄色、赤、緑、オレンジと色とりどりだった。

人とはたまーにすれ違う程度。雨上がりのスーッと鼻を抜けるような木々の匂いがした。

 

帰りの駐車場できりたんぽを買った。

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15:00〜

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緑を越えて秋田駅付近を抜ける。

天気が急変するのも東北のきしょい所。もう仕事の都合以外で来ないよ。

 

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道の駅に寄るも特に欲しいものがなくスルー。

あとバイクに乗ってると思うんだけどヘルメットを脱ぐのもめんどくさいので基本走りっぱなし。車と違って休憩もなかなか出来ないので。

 

チェックインは17:00からだったため時間を潰すように走り宿へ。

今回は男鹿の温泉宿を取った。

 

夕食朝食付きで1.8万ほど。

それが旅行支援で1.3万。そしてクーポン2千だから実質1.1万で泊まることが出来た。

 

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まぁ忖度なしに高いから単純に良いってわけではないと思う。個人的にこれで1.8万は高い。1.2万がいいとこ。

 

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温泉に入り、夕飯を食べる。

周りは老人しかおらず平均年齢をガクッと下げたのは自分ぐらいだった。

 

部屋に戻り酒を飲みヤニを吸う。そして寝た。

 

 

16日 6:00

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朝風呂を済ませ朝食をもらう。

そして宿を出た。

 

ひたすら海沿いを走り青森に入る。

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「果てしない」「自由」「無限」

そんな言葉がよく似合う。

 

秋がチラつくも、まだ夏のカラッとした爽やかさがあった。あと何度バイクに乗れるだろうか。

 

車の納車が10月末に控えている。そこからは車とバイクを平行して乗っていくことになる。

 

 

13:00〜 岩木山

岩木山にはずっと行きたいと思っていたのだが、登るためのドライブウェイが夕方で閉まってしまうためなかなか行けなかった。

 

岩木山の8合目だかにはバイクで登ることが出来る。遠くからだんだん近くに進むと、岩木山がドーンと聳え立つ。

 

(これを登るのか…)

確か50,60ほどのカーブをひたすらグネグネ登ったと思う。こういう時バイクは車より速い。

すぐに前の車に追いついてしまう。

 

まぁこっちが合わせればいい話だが、バイクはマニュアルなので下手に減速するとエンストしてしまうため中途半端なスピードで前車が走るとわりと困る。

 

紅葉している木々を両脇に抱え、スロットルを捻る。

 

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圧巻の景色。

辿り着いたものだけが吸える空気を肺に入れ、景色に浸る。これだけの標高をバイクで登った経験はなかったので、よくバイクで来たなと思う。

 

スケール感をもっとカメラで撮れれば良かったんだけど。

 

下界に降りてその後はのんびりと帰った。