2024/2/17-19 平泉釣りツーリング

17日 

「どこ行こうか」

行き先に困る。正直東北の名所はあらかた回ったので行き先がない。

 

うーんと迷ったところ平泉に行くことにした。

中尊寺金色堂目当てで。一応世界遺産である。

自然風景が好きなのでこういう寺だとかの構造物はあまり馴染みがなく、スルーをしていた。

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位置関係としてはこんな感じ。高速で1時間ほど。

併せて一関の2大渓谷でもある猊鼻渓にも行くことにした。

 

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天気がめちゃくちゃいい。

冬らしい青空に一仕事を終えた枯草達が広がっていた。

 

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山ら辺のそばが美味いのはなんなんだろうな。

割子そばを食べた。島根でも食べたことがあるけど割子そばはつゆをそばにかけるという逆の発想のそばである。

食べたところはすでにかかってあったけど。

 

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中尊寺は寺々の総称らしい。確か。

その中に中尊寺金色堂があるって感じ。

 

中尊寺金色堂は撮影が禁止されており撮影することができなかった。神聖なもの故にガラス張りで見るような感じだった。

全部が金箔?であり、当時の象の牙だとか貝殻を上手く使って作り上げたらしい。確か。ザッというと当時の材料と技法でここまでの物が出来ました的な。

 

マルコポーロが黄金の国ジパングと称したのは、この金色堂を見たからだと言われている。

 

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中尊寺を終えて次は猊鼻渓

もう一つの二大渓谷である厳美渓は前に行ったことがあったので今回は猊鼻渓

 

厳美渓は遊歩道が設置され、渓谷付近を散歩することが出来るのだが猊鼻渓は川下り専用のところだった。

川下りに申し込まないと綺麗なところには行けないらしい。これは大きなミス。

 

さらに、観光客が好きな土産のおばあちゃんに捕まり。永遠とチュートリアルを受けることに。

 

17時くらいに帰宅した。そのあとはイタリアンに。

 

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我ながら洒落たところをチョイスしたと思う。

もう既婚者だからね。

 

 

18日

今日はのんびりと釣り。

気温がここ数週間のなかで一番暖かくチャンスだった。

 

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ありえんきれい。

 

 

仕掛けはこんな感じ。ジェット天秤に投げ用の仕掛けをくっつけただけ。

 

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下が砂浜のため思いっきり投げる。気分がいい。

あとはのんびり。

 

なんかまぁ釣りというと趣味色が強く、おじいちゃん的な古いイメージがあるが基本のほほんとしている。俺が竿を見ていないこともあるけど。

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釣果。カレイ1匹、ふぐ1匹。

カレイは20cmほど。なかなかのサイズ。

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クーラーボックスに入れて捌き、食した。

人間はやはり残酷だ。

 

 

19日

久々のツーリング。マジで楽しい。

 

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海沿いを走った。

 

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走りながら深く思ったことはあまりない。

結婚の記事も書いたけど、やっと落ち着いた。まだまだ考えることは多いが、好きなこともしたいし行きたいところにも引き続き行きたい。欲張りだからね。

【番外編】結婚について

 

ーーー俺はいつから野良じゃなくなったんだろう

 

2024年2月を以て入籍した。

 

2023/10月

「辛い」

こんなストレートな言葉じゃなくても、それに近い言葉を言われたのは昨年の10月頃のことで、ちょうど付き合い出してから約一年のことだった。

 

新車で買った車の走行距離は1年で4万キロになっていた。世間的に言う遠距離だったので、毎週末には片道300kmと3時間をかけて会いに行っていた。数字は重みを有しているが、個人的にはそれを苦だと思ったことはなかった。しかしまぁ自分が思うより、相手側はずっとキツかったことがそこで分かった。

 

その瞬間がターニングポイントだったと今になって思う。その言葉を聞いた瞬間、じゃあ結婚しようと即座に思った。

 

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俺は悟空だったのかもしれない。

一番は相手を安心させてあげること。後先は考えなかった。それからプロポーズ大作戦が始まった。

 

 

暇な時間を見つけてはネットをググり、プロポーズや指輪などを調べる。気付けばインスタの広告はブライダル関連になっていた。

仕事も忙しい。マジで満身創痍。週末になれば片道300kmを走って2日休み、また300kmを走って帰っていた。

 

 

毎週末は先週と比べて、より具体的な答えを出す必要があった。何しろタイムリミットがあったから。職種はお互い全国転勤であり、向こうの転勤時期を考慮すると、来年度転勤のようだった。早く答えを見つけなくてはいけなかった。

 

 

動き出してから1ヶ月強。とりあえずプロポーズクリア。クソ田舎に幽閉されていたので準備もロクに出来ず、前日のギリギリまで時間がかかってしまった。

 

 

婚約指輪は2人で買いに行った。今は婚約指輪と結婚指輪を同じにする人も多いらしい。

「どれがいいかなぁ?」

「新郎さんはどう思います?」

彼女と店員の疑問に詰められ、いま一つデザインの違いが分からないキラキラした指輪達に苦しめられる。俺はビールとスルメが好きだ。

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2023/12月

続いて親への報告。これが正味ダルかった。

互いに全国転勤なので、どちらかが仕事を辞めて転勤先に合わせて生活するのがベターだと思えた。辞めた後の転職先、どこに住むか、金額面、将来に具体性をより一層持たせる必要があった。親の立場として、相手を背負っていく立場として、やんわりした答えは許されない。しかしそんなすぐに決められるものではない。それなりに考えた答えでも総スカンを喰らった。親にあれだけ言われたのは初めてだったかも知れない。

 

 

一緒に付いていくという相手側の想いを汲み取るも、どちらかが辞めなくてはいけない。しかしまぁ親からしてみれば仕事を辞めるというのは不安が先立ち、それは止めろと言う。個人的には別に仕事を辞めずしても一年くらいは夫婦という関係性で様子を見てもいいと思ったのだが、正直板挟みを喰らっていた。「彼女がこう言ってるから〜〜〜」とか「親がこう言ってるから〜〜〜」と言うニュアンスで相手を盾に話すのもダサいと思ったので、あくまでも自身の意見という話し方をしていた。

 

 

親へのケアと彼女のケア、相手側の親へのケア。自身の出す答えで全てが決まってしまう。プレッシャー。2人で話し合って決めるのはある意味建前であり、最終的には男が引っ張っていかなくてはならない。皆を安心させるためにも頑張り続けた。結局の所、皆に喜んで欲しかった。

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答え探しと並行して年末の挨拶の日付が決まりカチコミ。パッションで乗り切った。

 

 

2024/1月

挨拶クリア。この頃になると親の方も後は2人に任せるというムーブになり、やんわりし始めていた。時間をかけることが大事だった。

 

 

男なら誰もが通る道。自分が挨拶に行っている時も、挨拶に来ている時も、親父達も昔はこうだったんだなぁと勝手に思った。俺以上に実は親達の方がソワソワしていたのかもしれない。

 

 

女性と男性では結婚に対して意識が違う。特に女性の熱量。先を急ぎ、答えを求めたがる。男性はそれに相槌を打ちながらも面倒を見てあげないといけない。両家顔合わせの日付が決まり、長かった戦いももうすぐ終わりが見えた。

 

 

「ーーー最後に何か言えよ」

 

顔合わせもやはり男である俺がメイン。親父に振られ最後に締めの挨拶。無事両家顔合わせクリア。店で12万ほど飛んだ。

 

その後ウチの家族だけで2次会。家族で外食をしたのも家族写真を撮ったのも10年振りだった。

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2024年/2月

役所の手続きにイライラしながらも入籍。

同日指輪も取りに行き装着。わりと気に行っている。住所変更やマイナンバー、各所の個人情報の変更を進め、会社にも報告。

この先の行方は分からないけど、ひと段落着いたのでのんびりと答えを出していきたいと思う。

 

 

とりあえずみんなが喜んでくれて良かった。それが一番だった。家族も相手側も友達も会社の人たちも、そして彼女本人も。

俺の気持ちなんてものはそのあとに付いてくる。昔と違い、今は相手の気持ちのその先に自身の気持ちがあるような気がする。

 

式に関しては、まだ決まってないけど挙げたいと思う。挙げることを通じて世話になった人達に会いたい。こういう機会でしか、もう会えることもなかなかないだろうから。あと何回会えるんだろう。

 

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結婚を通じて10年ぶりに家族で外食と写真撮影をした。ガキの頃はその価値が分からなくて、時には恥ずかしくて、淡々と終わってしまったことに正直今は少し後悔している。だから今回、そういう機会が得られたのは大きく意味があったと思う。

 

ガタガタ抜かしても所詮は俺。ただの人。1以上には慣れないし、小数点が付くことを厭わない。誰かにとって、自分のできることはしてあげたい。そんなふうに思えるように、紡げるようになったのは、今いる人がいてくれたからだよ。

 

フットワークが昔より重くなっていくことは寂しいけれど、また会いに行く。各位26年生きてきたなかでお世話になりました。一人じゃなく、これからは二人で生きていくよ。

 

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俺はいつから野良じゃなくなったんだろう。

 

2023/12/28-2024/1/8 年末年始

12/28 

起床。今日は彼女宅へ結婚の挨拶に行く予定。

 

昨日年内の仕事を納め、郡山から神奈川へと帰ってきた。俺に休みはない。

地元に帰ってきたのはまぁ3ヶ月ぶりだがこの3ヶ月が怒涛の毎日であり、体感的に半年ぶりのような気がした。

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帰りの新幹線では明日が挨拶だとかは関係なしに酒を決めていた。

ーーーー結婚の挨拶。

生い立ちから半生を語れば良いのだろうか。

そんなくだらないことを思いながら向こうの家にお邪魔した。

 

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挨拶が終わり、その足取りのまま横浜に移動。夜景を見た。

結果としてほとんどの人がイメージする厳格さと緊張感はなく、のほほんと終了した。と自身は思う。実際の所は分からない。

けど里帰りも含め、人生の節目も含め、いい時間と思う。

 

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一つ他人に勝る力を持っていると自負するとしたら、それは誰かを想う強さだと我ながら思う。結婚して背負うという26年の覚悟を有していたので緊張もなかった。一周回った今では自身の出来る範囲や手の届く範囲、その中で携わる人がいる範囲を客観的に見ているような気がする。広いようで狭いようにも思えた。

 

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何回も行ったことのある横浜だったけどもこんなに綺麗な夜景だったっけ。

夜はロイヤルパークホテルという人生で最も高い階層で寝た。

 

 

29日

昼から銀座ライオンという少し高めな所に課金を。年末だから財布も緩くなる。

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彼女に別れを告げ、一度実家に戻り体勢を整える。今日は同窓会がある。

 

ーーーー同窓会に行く。

俺のことを昔から知っている奴らなんかはマジでありえない話だと思う。こういう集まりに人生で一回も行ったことがないのだから。

雪山に深く籠っていたという背景故に、人との会話や街の光を自然と求めていたのか。普通こういうのは周りに行くかどうかを確認してから行くものだと思うが、何故か周りにも聞かず即座に行く旨を伝えた。長年の歴史が動いた。

 

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同窓会の知らせのLINEが来た時は驚いた。

驚いた点は大きく2点。1点目はわざわざ個人LINEで知らせを送ってくるような知り合いがいたこと。そして2点目はそいつの名前が本名とは全く関係のない、当時自身が名付けたひどいあだ名で送られてきたこと。そう、当時の自分と言ったらクラスメイトの名前をわざわざ変えていたので、急に「頭ポイポイピーナッツパイセン」と表記された人から連絡きてマジで誰だこいつとなった。(頭ポイポイピーナッツパイセンは今思い付いただけ。大体これと同等のあだ名が付けられていた)

 

「あっ、こんにちは〜」

ほんまよそよそしくログイン。

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(何これ…酒だけ飲んで速攻帰ったろ)

 

と思いつつも知り合いはわりといたので、近況だとかを話したりした。

そもそも「あっ、関わらなくて大丈夫です〜」マインドで一方的に勝手に縁を切ってきただけで、あちらさん側として友好的に思ってくれてる人間はわりといる。歩いているだけで声をかけてもらったりした。当時と何年経とうが変わらないものもあった。みんな幸せになってくれ。

 

と思いつつも別に他人の話を聞いても期待と予想を越えて来なかったのでふーんとしか思わなかった。もっとぶっ飛んだエピソードが欲しかった。

(逆節の逆節なので今は表である)

 

自身の社会人になってからの大きな鉄板ネタを挙げると、

①誕生日のバイク乗車中後ろから車に突っ込まれる

②台風のなかテントを張って野宿

③仙台から大阪までロングツーリング

④ウイルス胃腸炎中にも関わらず宮城岩手秋田山形ツーリング達成

など。基本バイクに関するエピソードが多い。

腰まである積雪や吹雪のなか仕事をしたなど仕事のエピソードも語りたい。あと前述したように結婚の流れなど。

 

仕事や住みなんてどうでもいい、内側に秘めるパッション性をもっと見せて欲しかった。結果、終了45分前に俺は抜け出した。

 

 

「何かを変えるとかそんなことが出来るとしたらお前らみたいな人間だよ」

この間泊まった人に言われた言葉。簡単に言うと普通の人ではない人。

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ダチは日本一周を終えて今度はオーストラリアに行く予定らしい。学生の頃バイト先にいた日本一周の人に誘われ、速攻パスポートを取りタイにも行ったことがある。行動力がぶっ飛んでいる。

 

かく言う俺も行動範囲や行動力は他人とは違うと思っている。ブログにも多々書いてはいるが。

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やはり何かを成し遂げたり、新しく何か作り出すのは既存のやり方や行動でいいわけはなくて、周りとは異なる必要があると思う。

 

今個人的に目をつけているのは投資。

あと沸々心の底で煮えているのは会社の設立。キャリアと年齢を盾にして上から物を言ってくる奴らに従うのが馬鹿らしいので。

 

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「終わったでー」

近くのラーメン屋で一人とぼとぼ食べ始めた時に友達から連絡が来て2次会。こちらのメンバーとはもう10年ほどの付き合いになる。年末でどこの店もガヤガヤしているなか、偶然にも磯丸水産が空いていた。

 

1〜2時間ほど世間話をして解散。やはり俺らも歳を取ったのか、皆が落ち着きを得たような気がした。個人的には年末だしベロンベロンに酔って路上に景気付けのゲロでも吐きたかったが、自宅には23時前には着いていた。

 

 

30日

今日は逆に彼女が自分の家に来る日。朝から家でゴロゴロしているのも嫌なので、予定より早く最寄駅に向かった。

 

スタバで家計簿と予定を確認する。マジで緊張感0。つかプライベートで緊張しなくちゃいけない意味がよく分からない。

 

挨拶はまぁ無事に終わった。というか勝手に親と向こうが話していた。ビールを1.5L昼間からスラスラと飲み干した。

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夜は江ノ島に行った。マジでベストなタイミングで来たと思う。小学生の時からずっと来ていたが、最後は婚約者を連れてくるという結末。最終回かな。誰か映画化キボンヌ。

 

 

31日

 

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日を跨ぎ、江ノ島水族館に行き解散。

水族館バカ楽しい。ありえんよさみが深い。

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水槽で魚と海獣が泳いでる姿。

バカ楽しい。ありえんよさみが深い。

 

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シュレッダーで細々に切ったようなシラスが泳いでいたのがベスト。シラスが名物の江ノ島でシラスの展示を行うのが最高にサイコパスで好き。

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いつもここからという芸人も言っていたが、食べられる方が笑顔なのほんま草。こういう看板を書く人間はマジサイコパス

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家に帰ってからは鍋をつつき、21時ぐらいには寝ていた。

 

2024/1月1日 

圧倒的寝落ち。起きたらLINEが数件入っていた。

あなたの年を越したという感動的な瞬間に入らなくてごめん。きっとラブ。

 

予定は夜からだったのでそれまで寝るなりすればいいのだが、家にいても暇なので街に出る。1日なのでさすがに人は少なかった。

 

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「あっ、どうもどうも久しぶりです」

 

よそよそしく始まった会話から店に入り世間話。よそよそしいのも天然のものではなく、ある程度の仲があって故のものだった。

もう15年ほどの付き合いになるだろうか、小学3年の頃に出会ってからだから。言ってしまえば別に同じグループで遊んでた訳でもないし、趣味や性格も違うし、中学卒業から連絡も取ってない時も全然あった。離れてしまえば終わりだとされていたものが自然と今も繋がっている。

 

昔なんかは互いに感情の置き場所が分からなくて、未熟だったものだから、思っていることが顔に出ていたことがまぁあった気がする。互いに落ち着きを得たと思う。

 

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浪人の時は月1でコイツと一緒に行くスーパー銭湯が楽しみだった。受験が終わったあとにスパ銭の露天風呂で見上げた空をまだ覚えている。思ったよりも冬の青空は狭かった。

 

もう26歳で今年で27歳。若さを捨て、もっと深くまた会えるといい。結婚には大いに驚かれた。結婚ともなると男として背負うものが多くなる一方で板挟みになることがあった。そんなやりきれないわだかまりを話してふむふむと言ってもらった。こういった状況が何度もあったと、長い歴史を辿るように再確認する。感謝してるよ毎度毎度。

 

帰りはなんとなく母校の前を通った。特段何もなかった。

 

 

1/2  

今日は学生時代のバイトの後輩たちと飲みに行く予定。神奈川から埼玉まで。埼玉には人生の2/5はいた気がする。

 

自身が大2,3?くらいの時に教えていた子がもう社会人だと。マジで時間の流れを感じる。11月頃に久しぶりのLINEが来たので、いつものきまぐれで年始を誘った。

 

午前中に神奈川を出発し、午後に埼玉に着く。

集合まで時間があったので翔んで埼玉を見た。

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今回は続編であり、まぁなかなか面白かった。

個人的に1の方が良かったかな。2は関西ネタが半分を占めており、???となることがあった。そして席的に前しかなかったので常に画面を見上げる形になり、首が痛くなった。

 

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「あっ、お久しぶりです」

元明光講師たちはぞろぞろと店に向けて歩き出す。今日は4人飲み。話を聞くとまだメンバーの一人の子は院生だった。

 

知らぬ間に幹事となっており、店をチョイス。おでん食べ放題店。わりと当たり。店を出るときは予約待ちなのか、単なる待ちなのか人が多くいた。

 

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当時の昔話と近況報告。

すげぇぶっちゃけると久々に再開した人と飲んだりする時に未来の話や今の話より、過去の話のウエイトが多かった場合次一緒に飲むことはないと思う。昔より今に生きているのと、過去の話はずっと変わらない。こういう経験をして、もう次はいいかなと旧友と疎遠になるケースがほとんどだった。

 

もっとぶっちゃけると高校や大学のときに過去の友人と再会して、世間話をしたことがあるが、大抵昔のはなしばかりでつまらなかったので切った人も数名いる。具体的には思い出せないけど。過去の話抜きでその人と話そうとした際に話題が浮かばなければ察しだからもうバイバイって感じ。

書いてみてひどい表記だと思った。しかし大体みんなそんなもんなんじゃないだろうか。

 

当時バイトだったけど教育の仕事は素晴らしい。人も瞬間も。いつかの転職候補ではあるけど、わざわざ自制心のないキッザニアに神経をすり減らすこともないのだろうとも思う。

そのあとはもう1軒飲んで解散した。次はまた来年かな。どうもありがとう。

 

 

1/3 

昨日の余韻を抜けて、埼玉の第二の家に泊まった。夜飯まで時間があるのでいつもの如くぷらぷらすることにした。

 

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東京のこの辺はまだ行ったことがないため、適当に行くことに。ガタンゴトンと電車が新年の期待を乗せて都内に向かう。

(………なんかめんどくせぇな)

 

一瞬の気の迷い。電車に乗ったものの速攻でめんどくさくなってしまった。

 

(普段できないことしてぇな……)

ぼんやり窓の外の田園風景を見ながら思った。

 

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(おおん、なんだこれは)

初ブックカフェ。以前から少し興味はあったのでノリで行ってみることにした。

 

システムとしては店内にある本は何を読んでもOK、持ち込んだ本を読んでもOK、店内に売ってある本を購入して読んでもOKである。読書は好きなのでしばし没頭。テーブルに置いてあった本を読んだ。

 

元々本を読むという長時間滞在をメインにした場所のためのんびりすることができた。

最初はシステムに戸惑ったが慣れてくると普通の店。ブックカフェだから静かだと思いきや、わりとガヤガヤしている。店自体もドトールと本屋が合併している感じなので想像よりもライトだった。

 

五十嵐貴久という作家を昔は推していた。よく本を読むことでメリットが生まれるとSNS上で流れてくるが本当だろうか。

 

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昼過ぎに店を出て、スーパー銭湯へ。激混みだった。一つ一つの湯船の占有率が80%を超えていた。

 

出る頃には客が減っているのはなんでなんだろうな。よく自分らが来た時がピークだったり、傘を買ったタイミングで雨が弱まったり、事実は変わらないけど主観的な気持ちで変わるのだろうか。

 

夜は飯をもらって寝た。

 

 

1/4

今日は仙台に帰る予定。

別れを告げ、とりあえず大宮から郡山へ。新幹線に乗った。

だいぶ休んだ気がする。色々な人に会ってエネルギーをもらうことが出来た。世界観だとか行動圏を変えるのは大事なことだとつくづく思う。

 

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あぁ、最近越してきた郡山。

まだポテンシャルは感じないが不便ではなさそう。

 

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バスきしょきしょザウルスやん。今時バスてwww

バスの路線図なんかはなかなかネットで出ないことが多く、めんどくさい。時刻表を見てもとびとびだった。

 

マジで運良く一日3本の内の1本とかち合い、乗ることが出来た。……が、交通系ICが使えないという事実。バリきしょい。路線の金額の見方が分からない。

 

(運転席の上にある金額表どう見たらええねん…。)

必死にググって見つけ出した料金と奇跡的に一致していた。マジ現代社会サンキュー。

 

無事家に着き、車に切り替えて仙台へ。

会いたい人達に会えてよかった。

そんなことを思いながら景色が流れていった。

 

1/5 

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いや、なんなんこれ。

思い描くバイクの景色がそこにあった。

 

太陽が海に反射され、ガラスを散りばめたようにキラキラしていた。

 

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あぁ一服。

彼女は仕事のため一人でツーリング。久々の野良。たまーに2ケツもしたりもする。

 

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「バイクは危ない」

よく言われる。確かにまぁ乗ってて危ないと思う瞬間はある。道路をすり抜けたり、集団でやかましく走ったり一般の人が抱くのはそんなイメージだと思う。

すごい昔、教習所に通っていた頃、女教官が言った言葉を度々思い出す。

「バイク危ないとか言う人って結局でも、乗ったことない人だよね?」

 

すり抜けやらスピードを出して攻めない自分からすると、普通に車と同じように走って止まるだけ。むしろ小回りも聞くし、何か道路上で起きても避けれたりするので安心な時でさえある。まぁ他人におすすめはしないけど。

 

 

1/6

今日はかます日。長野まで450km走る予定。

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仕事上転勤が多いので距離感がバグる。450なら少し遠いなぁというイメージ。

やはり目先の見えない自由にいつまでもワクワクしていたい。

 

目標は善光寺。なんでかと言うと俺にも分からなかった。

 

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途中途中で休憩。

SAやPAでコーヒーを買う。よくある高速道路のコーヒーを飲みながら走る瞬間が好きだ。

 

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ーーーー長野

長野には少し思い出がある。高3の頃。受験期。

偏差値の見方すら分からないほどの頭の悪さだったのに、何故か自信しかなかった俺は見事大学を全落ちした。一丁前に自信はあったので何故か信州大を受けた。

 

神奈川から長野までプチ旅行気分で受験。1時間に一本しかない電車を澄んだ青空の下で永遠と待っていたことを覚えている。

 

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善光寺は行ってよかった。

イメージとしては鎌倉の鶴岡八幡宮。メインストリートにお店が並んでいて、その終点に寺がどーーんとあるイメージ。

 

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普段神社が多いから寺は新鮮だった。参拝の作法とかも違うし。他人の課金した線香を我が物顔で浴び、寺のボスにスパチャした。

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願いを込めるとするのなら、年末年始会った人に対していつまでも元気でいてほしいと願う。

 

 

1/7

仙台から長野。昨夜は長野から群馬の宿に泊まっていた。

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前橋駅という県庁所在地であるのにも関わらずマジで何もなかった。

 

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駅前で縁日というチームラボみたいな施設があった。施設内にスポットが8つほどあり、それを各自で回るといったものだった。例えば自身の動きに対して花火が上がったり、魚が寄って来たりなど。

 

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狭いながらもコンパクトにまとまっている。がしかし、いかんせん人が少ない。スタッフ1人が1グループの接客をしているみたいな。

 

せっかくいいものがあっても人が集まらないとどうしようもない気がした。ドライなので店員がチュートリアルをわざわざするたび聞き流していた。

 

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道中の小泉稲荷神社というところに寄った。

ここは稲荷ともあるように鳥居が羅列している。

くぐりながら参拝をしておいた。

 

夜は那須の宿へ。

以前行った時に気に入ったので初めてリピート。

特徴として宿全体が広い。デッカい敷地の中に○○エリアみたいにそれぞれのコンセプトを有した宿泊施設があるイメージ。宿泊施設の間はバスが常に往来している。なおかつエリアごとに温泉があり、そこを自由に行き来することができるため湯船の数だけでも20〜30はある。

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温泉と宿泊。かなりおすすめである。そして夕飯と朝食はバイキング。最高やん。何ここ。

 

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温泉にのんびりと浸かり、飯を食べた。

夜はまさかの降雪。5cmほど積もっていた。

 

降雪のなかで走る露天風呂。マジ最高。風情がありすぎる。

 

 

1/8

年末年始最終日はのんびりすることにした。

気持ちを作っておかないと世間に負ける気がするので。

 

栃木から仙台に移動し休憩。夜になったら郡山に移動して、翌日の仕事に備えて寝た。

 

BGMは忘れらんねえよより俺にやさしく。

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「俺ひとりの力じゃもう限界みたいなんだ

よろしく頼むぜ 俺にやさしく」

 

 

各位お元気で。また会いに行くよ。

 

2023/12/4-7 ロングツーリング旅

12/4 9:00

仙台から南に向けてバイクを走らせる。目的は特にないけれど千葉の最南端に行く予定だった。今回のルートはこれ。

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約走行距離1000kmの3泊4日ツーリング旅。

現場が異動となり、今度は秋田県から職場が福島県になる。それに伴って1週間休みを貰った。

秋田の生活を振り返って見ると無駄ではなかったのかもしれないが、2度と戻りたくないと思う。一年半雪国の生活をしていたが人生で初かというくらいギブアップだった。

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仙台から福島へ、そして栃木に入る。

「走行中何してるの?」と聞かれることがたまにある。確かに何してるんだろうな。

ヘルメットを脱ぐのが面倒なので2時間ほどぶっ通しで走っていることがほとんど。ヘルメットに装着しているイヤホンで音楽を聴いているのはもちろんのこと、景色を見たりしているのだろうか。これを書いている今でさえも疑問である。

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(あぁ、さみぃ………)

東北から南下すれば徐々にあったかくなるだろうと予想はしていた。が、それでも寒い。特に指先。でも経験上、暑いぐらいに厚着をしていたので良かった。

 

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(あぁ………)

染み渡る。マジ過酷。休日なのになんでこんな過酷な思いをしないといけないんだと相変わらず思う。しかしこの辛さがどこか懐かしかった。

バイクで遠くを走るのも随分久しぶりのこと。空気を切る疾走感と流れていく景色、自由とはこのことだろうとつくづく思う。

 

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最近聴いているシンガーズハイを流しながら高速を走り続ける。

埼玉に差し掛かる頃、ふと祖父母の家に寄るか迷う。「会えるうちに会っておく」そんな言葉が浮び、アポ無しで家に寄ることにした。

 

秋田にいた総括。やりたいことや見たい景色、会いたい人に会いに行くことは、きっと今この瞬間に行動した方がいい。この瞬間にしか出来ないことが必ずあって、それを逃してしまうときっともう現れないと思う。それは身体的なものも同様として。若さや元気も今だけのものであり、それが数年先同じように生きているのも分からないのだから。だから今きっと思っていることは間違ってないし、行動した方がいい。

 

家に入れてもらい、1時間ほど小休憩。秋田から福島に異動になったこと。世間話をした。年末年始にまた来ることを約束して再び旅立つ。

 

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どこまでも続くテールランプとヘッドライト。街の灯りが包み込む。暗く寒い空気をバイクと共に駆け抜け、どこか寂しい思いを乗せながら首都高を走る。キラキラと街の光が溢れ、あの光一つ一つに人々の暮らしがあると思うとやはり世界は広い。結婚と現場異動が重なるのはまぁ裁くとしても、将来の方向や生き方はそろそろ固定されてくる。自分の人生の第2幕なのか第3幕なのかは分からないけど気持ちが少し落ち着かずソワソワする。一瞬のことなのかもしれないけど。もう子供ではいられないと思う時もある。

 

エンジン音でそんな思いをかき消しながら、首都高特有のクネクネした分岐をやり過ごし、海ほたるに着く。

 

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海ほたるに最後に来たのも多分大学の頃だからもう4,5年は経つ。時の流れを感じる。

ここに必ずしも必要だったのか分からないゲーセンを一瞥し、ベンチに座り休憩。

 

 

今日は袖ヶ浦の宿に宿泊することにした。

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降りた先の三井アウトレットパークで記念撮影をして宿にチェックイン。近くのはま寿司で夕飯を食べ、レサワを飲んで寝た。

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5日

今日は10時まで雨。ギリギリまで宿に滞在し、小雨になったところで出発。

そして今日からダチが合流する。例の如くいつものダチ。

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日本一周は無事終わったらしい。

「14時に鴨川のマック集合」

この言葉をキーワードに各々集合場所に向かう。

徐々に天候は回復に向かってるものの、空はどんよりしていた。

 

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「うぃーす」

(いや、マジで変わんねぇな………)

どこにいても、何をしていても俺らは俺らだった。

マックを食べながら行き先を決め、次は千葉の最東端である銚子に行くことに。片道3時間、まぁいつも通りだった。

 

インカムで電話を繋ぎ世間話。そんな時間を刻んでいく。夕暮れが近付き、小雨がぱらついて風が吹き荒れていく。

やはりバイクは過酷だ。乗るものじゃない。絶対車がおすすめである。

 

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犬吠埼に着いた時はもうあたりは真っ暗で、風が強く吹いていた。マジで悪天候。闇の中の先に一点だけ光があってそれが犬吠埼みたいな。

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ちなみにはじめてのおつかいでバズったこのお姉さんは犬吠埼のショップの人らしい。

 

夜はダチが日本一周した時に知り合った人の家に泊まることになっていた。

俺はガチの初対面。新たな世界線に来たような気がした。

 

家にお邪魔した時にはもう本格的に降り出しており、びしょびしょの手前なのにも関わらず暖かく迎え入れてくれた。

ダチの日本一周の話を通して、やはり世界は広い。けれども方法や手段が不透明かつ、動き出すのに多大なエネルギーを要することから結局は流れに沿って老いていくように思う。

 

 

6日

挨拶を終えて出発。天候が良く、青空が広がっていた。

青空は広がっていることに反して気温は低く寒い。冬の空気は透明で繊細できれいだ。その分鋭いような気もする。同じような青空と季節を感じたような気もしたが、どこかを思い出すことは出来なかった。

 

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ぼちぼちと走り出し霞ヶ浦に着く。霞ヶ浦は琵琶湖に次いで日本の湖で大きいとされている。琵琶湖は中学生の頃に見た以来。

 

見方によれば海にも見える。霞ヶ浦の良いところは外周に合わせて道路が整備されているところ。幅は車一台分であり、サイクリングロードや散歩コースなどに使われているのだろうか。車の立ち入りは禁止されておらず、普通にバイクで入れたし、車ともすれ違った。

湖が海と繋がっている地点は地形的にかなり熱い。何が熱いのかは分からないけど。

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そのあとはスーパー銭湯に行った。

一緒にぶらぶらと同じ浴槽に浸かることでもなく、各々が勝手に入って勝手に出ていく感じだった。

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ーーーー平日休み。

悪くない響き。現に入っている人は大体が老人でありガラガラ。普通の人は仕事をしている。

その理論で行くと逆に平日街にいる人は、選ばれし人なのかさえ思えてくる。

 

風呂に隣接された食堂で昼を済ませ、解散。

いつまでもこんな時間が続けばいい。

正直今年は色々なことがあり怒涛の一年だった。

26年生きたなかで一番自身に対する諦めと世間的な圧、老いと時間の流れを感じた一年であった。

生きるしるべを導き出す前に時間が過ぎてしまい、答えを出すのに没頭する時間と自由な時間が足りなかったように思える。

 

そんななか昔からのダチに会えたのは本当に大きなプラスだった。20代後半だとかそういうカテゴリーに括られることなく、思うように生きることが一番らしさに繋がる走る風を受けながら感じた。

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深夜高速。この曲のように生きてて良かったとおもうような日がまた来るんだろうか。

 

別れた後はずっと北上。以前走った日立の街並みを抜けて懐かしさを感じる。

 

過去を忘れないように始めたこのブログ。形に残しておいてよかったと思う。

この頃は毎日がキラキラしていてなんでもできるような気がしていた。今はそんな日々を懐かしく思いながらも、当時の気持ちをかき集めてる途中だ。

 

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夜は会社の人の家に泊まった。

俺らの職種は転勤が多くて一期一会が多いんだけど、その中でこの人に会えてほんとよかったと思う。結構気を使ったりすることが多いだけど勝手に家の備品を使ったり、酒を飲んだりした。この空気感がいい。

 

酒に溺れながらあんま覚えてない話をして、気付いたら寝ていた。

 

 

12/7 

向こうは仕事なので朝別れ、バイクに跨る。

あるべき場所に俺も帰ることにする。

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毎日に夢中になり過ぎて、そこから離れようとしても体力的な面と物理的な面で不可能になっていたんだけども、今回遠くに出てこれて良かった。

毎日にどれだけ客観性を持って離れて生きれるか、そんなことが大事だと思う。

 

夜は街に出て、のんびりと酒とヤニを吸い夜に没頭した。22時ぐらいにカフェに迎えに来た彼女と家に帰った。

 

 

久々のBGM。pk shampooより死がふたりを分かつまで

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「住む場所は騒がしい方がいい 疲れたら愛し合わなくても済むように」

 

2023/11/17-19/ 婚約中のソロ休日

17日 

仕事を終えて青森に車で向かう。休日は仕事が終わった瞬間に始まる。

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「あぁぁぁぁあ!ヤニと酒うんめぇぇえぇ!」

パンイチでヤニをふかし、酒を入れる。こんな姿誰にも見られたくない。

酔いに任せてそのままベッドに倒れ込んだ。

 

 

18日

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偏差値を取り戻し起床。

夜から飲みがあるので、その時まで時間を潰すといった具合だった。

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朝のスタバ。なんなんこれ。

バリオシャレやん。コーヒーを飲みながら家計簿を付ける。

金をはじきながら次どこに行くかぼんやりと考える。カラオケに行くことにした。

 

カラオケ合衆国という聞いたこともないような所。最初に出てきたメガネおじはDAMしか空いてないとほざいたのに、メガネおじが裏に呼ばれヒョイと出てきたアラフィフおばはjoysoundDAMどっちにしますかと聞いてきたので戦ってやろうかと思ったが大人しくjoysoundにした。理由はpk shampooが多く入っているから。

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昔好きだった青春パンクはいつしか聴かなくなっていたけれども、いざ久々に歌うと熱が入った。ルーツはやはりパンクである。

 

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そのあとは温泉に入って遅めの昼のそばを食べた。気温はクソ寒いんだけれども、そんな時に入る露天風呂はやっぱり最高だった。

 

 

ーーーーそして夜。

「5人って聞いてたのに何も連絡なしに来るのやめてくれる!?」

店がシーンとなる。マジ修羅場。

確かに5人のコース料理を予約したものの、1人来れなくなったのを連絡なしに行ってしまった。まずかった。来ないことは現地に集合した時に知った。

「そういうの困るんだよね!分かる!?」

分かるんだけどもそんな声を荒げて怒ることでもないような気もする。俺ら一味のヤンキーの作業員はもう臨戦体制に入っており内心ヒヤヒヤする。


「そんな怒ることじゃなくねぇ?」

店員が去った後、愚痴混じりのビールを流し込みながらスタート。ヤンキー作業員は見るからに輩。遭遇しても出来れば穏便に済ませたい。エピソード話は自身が生きてきた世界線とは違った話が多く、面白くもありグレーでもあった。

 

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夜家の外でたまに聞くような、酔っ払いの奇声を発しながら歩くヤンキー作業員。修羅場。2件目はスナックに行った。横に嬢が付いてくる感じ。


マジで付き合ってからはピタリとそういう街歩きは行ってないので懐かしくもあり、やっぱしょーもねぇなという感想。相槌だけ打って酒を飲んだ。

 

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「お前ら始まったら逃げろよ?いいな?」

(いや、意味が分からないw)

「始まったら逃げる」というフレーズを生まれて初めて聞く。


2件目に3件目のおすすめを聞いた際に提案された店。一つ注意としては、ヤンチャ系が多いということ。普通ならば避けると思うのだが関係なく真っ先に先頭が向かっていた。


(人生でこんな瞬間はもうねぇだろ……)

なんてことを思いながら階段を登り、店に入る。

聞いていたよりも普通の店だった。すげぇ嫌な言い方だけど、山奥の町の少し栄えた隣町だしそんな恐れることもなかったのかもしれない。

 

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3件目を終えて代行を呼び、家に着いた。

 

 

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翌日は海に行って、ヤニを吸いながらぼーっとしてまたもや温泉に入りマッサージを受けた。

温泉からのマッサージということもあり寝落ちしてしまい、何か損した気分になった。

もうすぐ雪が始まる。嫌な気持ちのまま眠りについた。

2023/11/11-12 山形1泊2日温泉旅

11/11 

今週の土日は山形の鶴岡というところに旅行に行く。

ルートイメージ的には仙台から一つ山を抜けて街が出現して、また一つ山を抜ける。それが鶴岡。鶴岡の海に面した湯野浜温泉という温泉街があるのだがそこがなかなかロケーション的にもいい。


んでまぁその時プロポーズというものをするつもりだった。実際プロポーズだとか結婚だとかそういうものはドラマや映画でしか見たこともなかったし、実際俺にそんな時が訪れるとしても遥か未来かと思っていた。

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社会人になる前に書いた記事でも記載したけど、結局当たり前の日々が当たり前に続いていくだけ。だから緊張はしなかった。言葉やプレゼントは考えたけど。

2021 03/30 地元巡り - 気ままな旅行記


家族や友達といる日々が当たり前に続くように、その人とも当たり前を築いていきたいとそういうふうに思っていた。

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あいみょんのハルノヒより

「もっともっと 大切を増やしていこう」

ここほんますこw

 

仙台から山形市に入り、月山を抜けて鶴岡に着く。ほんとは釣りをチェックイン前にするつもりだったが風がヤバく海も荒れていたので中止にした。


行き場をなくし、途方に暮れたコンビニ休憩であるものが目に入る。

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ポケモンカードやんけ!!!!

ここでコンビニというポケモンセンターを各所周ることにした。転売ポケモントレーナーとなって。


レジに持って行く時はニヤニヤを抑えないといけなかった。明らかにカードを金にしか思っていないような奴が入店とともに真っ直ぐカードの棚に行き、速攻レジに持って行く。ほんま草。

 

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5,6件ほどポケモンセンターを襲撃し約20パック買ったと思う。車の中で開封しキラキラ光るカードを速攻でググり値段を調べる。

結果として翌日カードショップで全部売ったのだが800円ほどにしかならず、トータルとしては3000円弱負けた。

 

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宿にチェックインをしてゴロゴロとくつろぐ。

客室温泉付きとあったので勝手に露天風呂がベランダ的なポジションにあると思っていたけど少しデカい風呂に温泉がかけ流しで注がれている感じだった。

 

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そして夜になって気持ちを伝える。

いつかの記事でも書いたような気がしたけど俺の中で偉人が数名いる。その人から貰った言葉や、してもらったことは今でも覚えている。いつか自分も誰かのそんな瞬間になりたいと思っている。誰かのそんな言葉や行動が響くのはその人自身の人生の頭角が見えるからだと思う。深いのか浅いのかは分からないけれど。

 

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彼女とは初回会った時からなんとなく一緒にいたいなと感じた。ほんとフィーリング。それでここまで来た。直感的に生きているので迷いがなった。

 


11/12

朝食。

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温泉街や地方の宿ともなるとガチで周りに何もないので、最近は飯付きのプランにすることにしている。

まぁ俺一人だとコンビニ飯でも全然かまわないのだが、誰かいるとコンビニ飯と言うのも少し寂しい。

 

チェックアウトをして仙台に帰る。帰る道中に山寺に寄った。

山寺はそこそこ有名だけど、実は少しその先に垂水遺跡という場所があることをインスタで最近知った。インスタの観光名所特集もなかなか馬鹿にできない。駐車場から山を10分ほど登ったところに位置していた。

 

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特徴としてはなんと言ってもこのボコボコ。看板を見るも、なんでこの形であるのか記載はされていなかった。主人公が修行途中にできる形状。

(できねぇ.........)と力尽き仰向けになっていそうだった。

 

仙台に帰ってからはまずポケモンカードを売り払い、そのあとは指輪を買いにいった。

 

(そもそも結婚の手順ってなんだ........?)

予め何度もググった。男性諸君へ。

まず指輪の種類は2種類あって婚約指輪と結婚指輪がある。

 

婚約指輪は男性が女性に送るものでよくある箱パカである。ダイヤが付いているやつ。相場は昔の言葉だと給料3ヶ月分らしい。今はそんな言葉もなくなっているそうな。

また女性だけ身に付けるものだし、結婚してからは結婚指輪をお互いにするので婚約指輪の出番はほぼほぼない。マジでない。箱パカがハイライト。

 

でもまぁやはり女性としては思い出に残るものだし、ないのも寂しいので結局一緒に買いに行くことにした。価格も今後の生活に見合うものにした。一生で一度なのだからいいものにするかは想いも相まって難しいと思う。

 

お互いに契りを交わして婚約中となっても各両親の挨拶だとかでまた時間もかかるし、結婚式は予約がいっぱいだと数年後になる。結婚とパッと言葉に表しても道のりが長い。

 

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昔はもっと尖っていたのに最近は丸みを帯び始めるほか、体力の衰えを感じる。

来年で27歳。マジでありえない。年末に高校の同窓会がある。もう少しで高校時代も10年前になる。大学の頃にバイトで勉強を教えていた教え子は社会人1年目になったとこの前LINEが来た。いつかまた会えるといい。各所お元気で。

2023/10/14 東京巡りcryamyライブ

cryamyのライブが東京であるというので行くことにした。

ほんとたったそれだけ。秋田から東京へ。

 

仕事を退勤し、3時間かけて仙台に戻りそこから夜行バスに乗り込む。俺はどこでも寝れる人なので乗り込むなり速攻で眠りについてしまった。

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10/14 5:30 新宿駅

久々の新宿。街が起き出すような時間についた。

そこから始発で池袋へ。

 

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朝マック。始発で移動してマック。

この若々しい響き。いつまでもこんなふうに若く生きていたい。

 

今回のルートはサンシャイン水族館→市ヶ谷フィッシングセンター→cryamyライブという流れである。そして日帰りである。

かなりハード。いつだって予定はキツキツである。

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サンシャイン水族館の開園時間に合わせてその辺で時間を潰し入園。サンシャイン水族館とかこの間のチームラボといい、あらかじめ予約をしていないと入れない。

早朝の時間はすでに埋まっていて早くても10:30だった。

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感想としては、都市型の水族館としてきれいにまとまっていたと思う。

そもそもサンシャインという高層階に水族館を設けるだけでも設備とか管理が難しいと思うがよくできていた。所要1時間半弱ぐらいだった。

 

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水槽の管理や魅せ方、動線などがコンパクトに収まっていた。

まぁマンボウは相変わらずきしょかった。こっち見んじゃねぇと自ら水槽に近寄ったのにも関わらず、そんな理不尽なことを思った。

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特にこの真ん中の鮫みたいな魚が優雅に泳いでいてよかった。

 

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そのあとは磯丸水産で昼飲み。

磯丸水産はハッピーアワーでないとあまり効果がなく基本的に高い。てっきりハッピーアワーがあると思って入ったのになかった。かつて大学でバンドをやっていた際、練習後磯丸水産によく行っていた。一杯298円の焼酎と700〜800円の丼物を食べていた。会計は昼なのに8000円ほどになってしまった。

 

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そのあとは市ヶ谷フィッシングセンターへ。

俺は現役の時も浪人の時も近くの法政大を受験して落ちているのでなんか懐かしい気持ちになる。人生を振り返った時、高3と浪人の時の1年は普段何気なく過ごす1年と密度が圧倒的に違ったような気がした。当時は大学の偏差値だとかランクを少なからず意識していたけど、企業に入って勤め出すと案外学歴というのはさほど影響しないように思える。いい大学に入って、いい会社に入ることが自分のキャパを超えていなければいいと思うけどやはりレベル間の重圧というのは存在する。多様性にシフトしている今は以前よりもつべこべ言われなくなったと思うが結局のところどうなんだろうか。

 

電車の窓からなんども見えていたその釣り堀は思ったよりもこじんまりとしていた。

外側から見る存在感とは異なってコンパクトだった。

川の釣りと海の釣りは異なる。そもそもリールと単なる糸か的な。結局90分やったのに2匹ほどしか釣れなかった。よく教育されている魚でだった。飛んできたでっかい鳥がたまに池の金魚を捕食していて笑ってしまった。

 

 

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最後にcryamyライブ。

 

 

今回のcryamyライブは3マンライブであり、他にsix lounge,age factoryがいた。

帰りの新幹線のこともあってcryamyが最初に来てほしいものがあった。

 

見事cryamyは一番最初。アメリカのレコーディング後初ライブということもあり楽しみだった。

 

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(…………)

恐れていたことが起きた。全部新曲である。

全然曲が分からなくて終わった。いやいやいや、空振り

ほんの数曲は初期よりも前にギターボーカルが自作した曲でかなりマニアックだった。

12月にフルアルバムが出る。それが楽しみだ。

 

渋谷駅はいつも騒がしい。

田舎に住んでいるとその騒がしさも愛しくなるがこのレベルはダルい。東京駅で飯を食べて、新幹線に乗り仙台に着くなり爆睡した。