雨のシンデレラ城。
夢を見ているように幻想的だった。
昼間とは一変してどこもかしこもキラキラとしている。ディズニーは好きだ。アトラクションというよりも夜の雰囲気が特に。
先日一番つるんでいるダチが仕事を辞めて、これから日本を一周するらしい。この記事が出ている頃にはどこにいるんだろうな。小中の頃からの付き合いだからもう10年以上の付き合いになる。
高校の時から今もつるんでいるダチらとは7〜8年の付き合いになる。○○年と簡単に表記するけれども数年あれば時代も大きく変わるし、生活も居住場所も変わる。もっと言えば収入だったり結婚の有無だったり、健康のことがこれからは自然と話題になるのかもしれない。
現実的に最初の第一印象とその後の一言二言で今後続いていく関係なのか途切れてしまうのか左右されるのは、改めて不思議であり時に残酷であるように思う。
また、その時は続くと思っていなくても自然とつるんでいたり、離れても数年後なんかのタイミングで繋がったら「縁」っていうのはほんとにあるのかもしれない。
偉そうなことを言うと、周りから求められることが多く自分が誘うよりも誘われることがまぁ多かったと思う。約85%の確率で断るんだけども。人付き合いでもキーマンになることが多かった気がする。
人に道を聞かれることが多く、観光地に行けば写真を撮ってくれと頼まれ、行動力と出任せのうさんくささで八方美人を有し適当に生きてきた。あまのじゃくみたいな。
仕事が終わり秋田から仙台。仙台から夜行バスでディズニーに向かう。
着いた頃の時刻は7時前。それに対して開園は9時前だったような気がする。あまり定かではない。
てっきり8時だと思ってたので駅前のbeckcoffeeで時間を潰す。
beckcoffeeというどこにでもあるようなチェーン店から数分離れた所にディズニーがあるもんだから案外現実から夢の国は近いのかもしれない。
ダチが都合上スーツでディズニーに来て、赤髪だから俺もスーツで夜行バスに乗り込み現地で青スプレーをした。
スーツに赤髪と青髪。まさに底辺youtuberのようだった。
日本一周を始めるらしいので実は6万円ほどのプレゼントを用意しておいた。
1人飲みをかまして酔っ払っている時にぼーっとamazonでポチる。誰かにこんな高額のプレゼントをするのは初めてだった。
友達という尊さを昔よりもよく知ったと思う。っても友達とか親友とか知り合いとかそんな言葉にカテゴライズをしたくはないのだけども。
社会に出ると地位だとか世間体とか収入とかで同じ目線で過ごすことが出来なくなったことに対して、学生の頃はただ純粋に過ごすことが出来たように思う。前どっかに記述したけど帰る場所や帰れる人がいるのは凄くありがたいことだ。転勤を繰り返す業種に就いてそう思うようになった。
昔抱いていた幼い考えは、その甘さは、誰かによって守られていて、誰かによって保たれていたことをこの歳になって気付いた。まぁだからこそ昔からつるんでる奴らと会うと以前より楽しいし、そいつらの為に何かしたいと思う。まぁそんな人は好きじゃないんだけど。
不安定な未来に対して確信を与えてくれるのは、他でもない家族や友達だと思う。逆にそれ以外は正直どうでもいい。ドライなので。
ジャングルクルーズから始まったディズニーランドはビッグサンダーマウンテン、バズライトイヤー、モンスターズインクとアトラクションを乗り続いている。
美女と野獣は2時間待ちだったけれど、それでも待った。
圧倒的世界感。さすがディズニーって感じだった。
段々と暗くなりライトアップが始まる。
ディズニーのこの瞬間が好きだ。
ハロウィンということもあり、ホーンテッドマンションやパレードがハロウィン仕様だった。
書いていて思ったけど、以前ディズニーに関してブログを書いていた。
最後にスプラッシュマウンテンに乗る。
雨がぽつりと降りはじめて、めんどくさかったけど雨が光を反射させてキラキラしていた。
ダチとは帰る度だとか、帰らずとも連休に集合してバイクで周ったりだとかで学生時代に関わらず会っていた。日本一周をしていると、もうそんな簡単に会うこともなくなるのだろう。そう考えるとなんとなく旅立ちを見守るようなそんな気分になった。
誰かがどんな決断をして、以前と少し変わっていくことは寂しくもあり、何か俺もそれに相対して誇れるような物を持ちたいと思う。