2022/09/02-04 誕生日青森ツーリング

「はいこれプレゼント」

まさか職場の人からプレゼントを貰えるとは思っていなかったので嬉しかった。

 

去年事故った誕生日と比べて今年はいい誕生日になりそうだ。

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2日 22:00 出発

職場の誕生日会を終えて夜な夜な出発。

我ながら明日の朝に出発すればいいのにと思う。けどやはりこんな無謀な瞬間が一番楽しい。

 

「イェイイェイイェイー!」

高速を飛ばす。世界一自由な瞬間だ。

 

青森駅に着いた頃にはもう24時前だった。

誰もいないアーケード。しかしみんなが思っているよりも青森駅付近は栄えている。

個人的な主観で言うと仙台の次に青森が強いと思う。東北内で。

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宿にチェックインをして寝た。

 

 

9/3 10:00 起床

めちゃくちゃ寝てしまった。

このくらいの時間に起きるのも一年に数回しかないと思う。

 

結局のところ夜通し走ろうが、睡眠時間は決められていてズレ込むだけなので早朝に出発しても変わらない気がした。

 

天候はめちゃくちゃ良くてバイク日和だった。

 

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道中の道の駅で昼を食べる。

 

 

帰ろうとした辺りに、駐車場にバイク集団がうるさい音を立てて入り込んでくる。

 

(ああいうのめんどくせぇんだよなぁ)

傍観者。

 

同じバイクに乗っている身からしてもまず音がうるさい。あと公道で遭遇すると素直にダルい。自身が族の特攻と錯覚するほど後ろに爆音を鳴らすバイクが付いてくる。

大体バイクにこだわった人だから俺みたいな250ではスピードに勝てない。10数台に横から抜かれるのもめんどくさいし、普通に危ない。

左折時に数台に抜かれた時はマジで頭沸いてるのかと思った。追い抜きのタイミングをガチで考えた方がいい。先頭車の企画者。

 

結局入口付近で溜まり、どこに停めようかみたいなのを話し合った挙句、我がもの顔で駐車場ではない空いてるスペースに数十機が停まった。

 

以前別の場所では、俺のバイクを囲むように停められてダルかった。大体端っこにぽつんと停めているとそれに合わせて周りも停めてくるのだ。

 

上等をかますように嘲笑いながら道の駅を後にした。

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13:30 恐山

恐山は日本三大霊場のうちの一つとされているらしい。死者を呼び寄せるイタコがいる場所ともされている。

 

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漢字から意味を辿ると少し怖くもある場所。

地面に風車が添えられ、風でカラカラと錆びついた音をあちこちで立てていた。

 

 

15:30 仏ヶ浦

ここは海か風の侵食で、岩が独特の形になっていることで少し有名になっている場所らしい。

 

海にデカい岩を添えてるのは確かになかなか見れない。

 

海も綺麗であり魚が泳いでいた。

 

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一人で写真を撮り、ぼけーっとしてるとカップルが来たので退散した。

 

 

17:00 大間崎

「とうとう来てしまった…」

という気持ちが大きかった。

 

「本州最北端」

この言葉の厚み。計り知れない。

同時に20代前半で行ったことのない東北をほとんど周ったのだからこのペースで行くと日本を周れてしまうんじゃないとされ思う。

 

本州最北端の石碑の前にはそれを見透かしたのように無料のキャンプ場がある。と言っても芝生が生い茂る公園的な感じ。周りには平屋が覆っているみたいな。

火の使用は禁止でトイレと炊事場はあるという悪く言えば何もない質素な所だ。

 

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早速テントを建てる。人はちらほらと。

建て終わるなり近くのコンビニに行き買い出し。

 

夕暮れが近い。夕暮れに合わせた訳ではないがぼんやりと海の方に向かう。

 

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ーーーーー感動。

なんとなくこの風景は忘れないと思う。

 

燃えるような夕暮れ。空一面に浮かび上がるような炎を俺は見たことがなかった。

 

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炎が海に飲み込まれるまで、ただビールを飲みヤニを吸っていた。

 

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それからはライトを照らし、テント前で酒を飲んで、半ば倒れ込むようにして寝た。

 

 

4日 4:30 起床

「いや、俺元気過ぎわろた」

睡眠時間。ほぼ活動している。

 

ジッパーの外からひんやりとした空気を受け、靴を履き、周りを見渡す。

他のテントの住民はまだ起きておらず外も暗い。

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一人でまた石碑に向かう。

ふと視線を外し、また戻すとさっきよりも明るくなっているような、朝の偉大さを感じる。

 

朝焼けを待つとともにヤニを吸い、缶コーヒーを流し込む。港は朝が早い、明るくなるにつれて人と船の出入りが始まる。

 

25歳になった。来年はもう26歳である。いつまで若く生きられるだろうか。30ぐらいで死にてぇ。

死に対するカウントダウンが分かるならば、もっと真剣になれそう。知らんけど。

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テントに戻ると周りも片付けを始めていた。

一通りバラしてバイクに積む。隣のテントの人がまさかの同い年くらいの女性バイカーであり、親近感が沸いた。しかし、交流を求める感じのバイカーでありおっさん連中に自ら絡んでいた。

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(絶対インスタで#バイク女子#バイク乗りと繋がりたいとかハッシュタグ付けてる系の女だ……)という偏見を残して出発した。

 

 

6:30 適当な海

「どこかで見たような 安いセリフも忘れられないよ 優しかったから」

「けど 思い出すのは恥ずかしいから どこかに捨ててしまえば 良かったのかな」

 

kiss and cry / カワノ(CRYAMY) - 可不&知声 demo ver. - YouTube

 

動画にもあるカワノのkiss and cryを歌う。

なんとなく海で歌いたいと思っていた。出だしの歌詞から好きで、バイクに乗りながらも歌っていた。

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9:30 寒立馬

 

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ここは下北半島の右上に当たる。

青森を正直舐めていた。澄んだ空気にここまで広がる青と緑は見たことがない。

北海道に同じような景色を見たぐらいである。

 

なんか灯台があるということで向かうも立ち止まる。

 

(課金かよ……)

数十メートル上がるだけの景色は特に何も変わらないと。そこで引き返し、速攻バイクに跨った。

 

 

12:00 道の駅 アスパム

アスパムにはねぶた祭りの時に来たことがある。来たことというかバイクを停めた。

 

車が駐車場を求めてウロウロしてるなか、バイクは駐輪場に停めることが出来る。改めてバイクの利点を感じた瞬間だった。

 

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一応ねぶた祭りの写真を載せておく。

これは東北に来ないと見れない景色であろう。

 

昼飯を食べて、土産を買って帰った。

日曜は夕方くらいに帰って酒をグダグダ飲むのが一番いい。