2022/05/21-22 秋田青森ツーリング一人旅

仕事を終え、バイクに跨る。

その解放感二重丸。

 

今の俺はと言うと山奥にぶち込まれている。

コンビニはかろうじて1km圏内にあるものの、近くのドラッグストアまでは8km。

マックすき家幸楽苑などのチェーン店は隣町(車で30分)まで行かないといけないし、電灯は20m刻みで夜は真っ暗。狸リス鹿そして熊を見た。

f:id:southnorthkun:20220613232242j:image

職業がら基本現場近辺に宿舎を構えるのだが、ここは共同生活。24時間仕事とプライベートが密接に繋がっている。

 

「シャバだシャバだシャバだぁぁあ!!」

バイクを爆速で飛ばす。とりあえずどこか遠くへ。

 

森を抜ける。こっちに来てからというもの、ハイビームをつけて不気味な道を走ることが多くなった。

フラストレーションの爆発。街が広がり始めた瞬間テンションが爆上がりした。

 

秋田駅近辺の漫喫にバイクを置き、部屋を取り、近くの居酒屋へ。

f:id:southnorthkun:20220613232309j:image

「あぁぁぁぁぁぁ!!!バッッッッカじゃねぇえの世界ぃぃぃいい」

ヤバい。また生きるのが楽しくなっている。

愛してるよ世界。

 

f:id:southnorthkun:20220613232326j:image

3000円飲んだあとはラーメン屋へ。

 

「あっ、美味っっっっ」

マジで至福。いかに普段が抑制されている生活なのだろうか。

 

f:id:southnorthkun:20220613232340j:image

漫喫に戻り、寝た。

 

5/21 6:00 起床

起きて秋田駅へ。別に秋田駅に用があったわけでもなく、ただ主要地に行ってみたかっただけ。写真だけ撮った。

 

f:id:southnorthkun:20220613232436j:image
f:id:southnorthkun:20220613232432j:image

なんか普通の駅だった。けど賑わっている方は逆の口みたい。

 

8:00~

男鹿半島へバイクを走らす。滅茶苦茶天気がいい。

 

f:id:southnorthkun:20220613232457j:image
f:id:southnorthkun:20220613232502j:image
f:id:southnorthkun:20220613232507j:image

海辺にバイクを停めて黄昏る。

仕事の都合上転勤が付き物でマイナスに思うこともあるが、逆に転勤で来なければ人生でここに来ることもこの景色を見ることもなかったと思う。一瞬一瞬が人生で一回きりであり、もう二度とここに来ることはないだろう。

 

海沿いを走る。

 

f:id:southnorthkun:20220613232514j:image

「ツーリング」

バイクに乗って良かったと思う瞬間だった。

 

今回のルートはこれ。

f:id:southnorthkun:20220616223136j:image

今は男鹿半島にいる。

 

 

 

f:id:southnorthkun:20220615160845j:image

なんとなく先端に行きたくてがむしゃらに走る。…がイメージした岬とは違った。そのあとは寒風山という世界三景の一つに行き、一息。

f:id:southnorthkun:20220615160922j:image
f:id:southnorthkun:20220615160907j:image
f:id:southnorthkun:20220615160913j:image
f:id:southnorthkun:20220615160918j:image

 

男鹿ァァって感じだった。

 

ぶっちゃけここがメインではなく白神山地が今日のメイン。バイク旅ではスポットで休むことはあまりなく、即座に次に行くことが多い。

 

 

11:30 白神山地

しばらく田舎道を走り、白神山地へ。

厳密に言うと着いたこの場所は白神山地ではないらしい。

 

f:id:southnorthkun:20220615160932j:image

看板やらを見ると白神山地は秋田と青森の境にある広範囲なブナの原生林のことを指すらしい。そして真ん中のガチ手付かずの範囲は、お偉いさんの許可がないと入れないらしい。

そしてその近辺の範囲も登山に近いかたちじゃないと行けないらしく、今回来た場所はコアを包む要素を形成している外部みたいなもの。(説明分からなくてわろた)。すごい簡単に言うと卵の殻みたいなポジションである。まぁ卵全体のスケールは看板を見ると一目瞭然であろう。

 

f:id:southnorthkun:20220615161032j:image
f:id:southnorthkun:20220615161022j:image

一応名スポットにバイクを停め散策。森林から零れる太陽が心地良かった。

 

 

f:id:southnorthkun:20220615161040j:image
f:id:southnorthkun:20220615161047j:image

青池という場所が一番有名らしい。まぁ俺みたいに旅人になると、「青い池シリーズ」とシリーズ化してしまうのでそんなに感想を抱かなかった。

 

 

ワーワー騒ぐ家族連れが来たのでイマイチ入り込めず、来た道をちんたら戻った。

まぁキッズが楽しそうにしていて何よりだった。

 

近くの日本キャニオンというところに行ってみる。

 

f:id:southnorthkun:20220615161053j:image

「わぁ、すっげ!!!」

なんて思うことはない。仕事柄山を切り崩して、重機がバンバン動いている場所にいるので同じ景色は毎日見ているのだから。

 

 

14:00 不老不死の湯

ここは温泉の目の前が海というロケーション。

 

f:id:southnorthkun:20220615161151j:image

ネットから拾った画像だとこう。

 

全裸で海風を浴びる世界線。悪くない。

一応宿泊施設の温泉であり、さらに館内にも温泉はある。いつか泊まってみたいもんだ。

夕暮れから夜の時間帯は宿泊者のみ入れるらしい。日帰り入浴では館内の温泉に入れる+先ほどの写真の温泉に入れるとのこと。

 

そして何よりここの特徴として混浴があること。まぁ露天風呂に関しては混浴と女性用しかないので男性は混浴、女性は女性用に必然的に行く。あわよくばの思想なのか人が来た気配がすると、野郎たちは毎回振り返っていたような気がする。

f:id:southnorthkun:20220615161223j:image

 

俺の思想的に「○○なんじゃねぇかなぁ」「○○してぇ」とか勝手にものを言っているときが一番楽しいので、(入ってこねぇかなぁ)ぐらいの時が一番楽しいと思う。

 

f:id:southnorthkun:20220615161240j:image

道の駅で休憩をして、宿に向かう。

 

f:id:southnorthkun:20220615161327j:image

ーーーー爆睡。

普通にハードスケジュールだよな。店は次々に閉まり行き場をなくしてしまう。

 

f:id:southnorthkun:20220615161618j:image

女でも漁ってやろうかと思うも、先程記述した通り思ってる時が一番楽しいので結局酒だけ買って帰った。

 

 

ここでコンビニの喫煙所のエピソードを一つ。まぁ俺は夜空に星が瞬く日には夜空を見上げ、ヤニを吹かしているのだがこの夜も一人ぼけーっと吸っていた。すると軽自動車からダル着を着た女が横に来て火をつけ始めるではないか。

 

(やべぇ、これ行くか……?)

 

「お姉さん、俺観光で来たんですけどなんかおすすめの観光地あります?」

なんて聞くことはなく、平然を装いながら夜空を見上げていた。

 

帰り際も目が合うことなく帰っていったことからも声をかけなくて良かったと思う。そういう人はキョロキョロするもんだから。

ーーー男は見極めと引き際が肝心だ。

 

 

5/22 8:00 起床

今日は竜飛岬まで。ここは1年前仕事の研修で行ったことがあり実は2回目。

 

f:id:southnorthkun:20220615161403j:image

「おぉ、一年前の世界線........」

俺は1年でどうなったんだろうか。社会人1年目が人生で一番遊んでいた気がする。

でも今では今の楽しみ方よりも学生の頃の何も知らない無邪気な日々の方が何倍も価値があり、楽しかったような気がする。随分と歳を取ってしまった。

 

11:00~

竜飛岬に着いたときは観光地としてのすげぇよりもここまで来たって感じだった。

そもそも最近は走ることがメインになっている。

f:id:southnorthkun:20220615161425j:image
f:id:southnorthkun:20220615161429j:image
f:id:southnorthkun:20220615161421j:image

 

海沿いを走り、青森駅を通過して十和田湖に向かう。段々と雨がちらつき始める。

 

 

15:00~ 奥入瀬渓流十和田湖

(あぁ、最悪だ)

サァーーーーーっと雨が降り始める。ポツンポツンと固まった雨がヘルメットに当たる。十和田湖に行くには森を通過しなければならない。

 

f:id:southnorthkun:20220615161452j:image
f:id:southnorthkun:20220615161447j:image

奥入瀬渓流。それはそれはきれいなところだった。

東北は確かに自然が豊かだ。道路脇に渓流が流れ、森がそれを覆っている。晴れた日にでもぜひ行ってみてほしい。

 

f:id:southnorthkun:20220615161540j:image
f:id:southnorthkun:20220615161504j:image

「綺麗すぎじゃね」

完璧に舐めていた。東北はとにかく自然がきれいだ。特にその辺の川でも透き通るほどきれいだ。

 

(まぁ、明日も仕事だしぼちぼち帰るかな)

適当に酒を買って家に帰った。

 

おしまい。