6/24(金) 24:00〜 夜行バス
「んじゃバイビー」
夜行バスに乗り込む。夕方秋田から新幹線で仙台に戻り、これから夜行バスで東京に行く。
その前に同期と飲んだ。2件ほどはしご。
俺らは支店は同じものの職場は違うので、こうして皆で集まるのは一番最初の支店研修ぐらいのように思える。あとはちょくちょくある一年目研修とか。
みんな来年の自分がどこにいるかも分からないような職業なので(いわゆる転勤族)タフだと思う。普通に尊敬するよ。俺みたいなプラプラして生きてる奴よりずっと偉い。
バスに乗るなり爆睡を決めた。
(やべぇ…気分悪ぃ………)
酒を馬鹿スカ飲んで水一つも持たずに揺れる夜行バスに乗った結果だ。今思っても普通に馬鹿。考えれば分かること。
そしてSAで吐いた方がマシだったのかもしれない。少し外の空気を吸って、アクエリアスだけ買って再び乗り込んだ。
新宿まではあと1時間。
(外の空気も吸ったし大丈夫だろ……)
思った刹那、吐き気が全身を催す。
真っ暗で揺れる車内。トイレなんて付いちゃいない。唾が胃の下に落ちない感覚。
首の根元ら辺にピチャリと少しずつ溜まり、盛り上がっていくような。
(あぁ…また黒歴史だ……)
ーーーーーー結果的に俺は吐いた。
明らかな飲み過ぎ。アルコールはもう飲まない。
車内に飛び散り、臭いが充満すると思いきや、ここでポテンシャルを発揮。なんとさっき飲んだアクエリのペットボトルに綺麗に戻すことに成功。アルコールを含んだアクエリが±0でペットボトルに戻った。次世代のエネルギー循環。これぞSDGS。
25日(土) 新宿駅 5:45〜
(朝っぱらから何してんだろうな…)
我に帰る。まぁこんなゴミみたいな気分になるのはもう慣れている。四面楚歌。満身創痍が座右の銘だ。
小田急線に乗り込み実家へ。飲み過ぎによる腹痛の兆候が出始める。悲惨すぎわろた。アルコールはもう飲まない。
アポなしで実家に帰り、まずはトイレへ。驚かれる。昼飯だけ貰い江ノ島へ。ほんと自由。
俺の親を今年で25年やっているだけあって、出る際も「はいはい、そんじゃあ」とサバサバしていた。
13:00 江ノ島
ーーーーギャル見ながらかき氷食いてぇ。
圧倒的馬鹿。我ながら一回地獄に落ちた方がいいと思う。
適当に海沿いを歩いて江ノ島へ。
あぁ夏。この景色を望んでいた。
切り替えは早いので適当に景色を楽しんだ後、暑さが嫌になり、小田急線に乗り込む。
15:00 町田駅
町田には学生の頃や浪人時代によく行っていた。めちゃくちゃ懐かしい。
高校の友達達と20:30から予定がある。
あと5:30ここで時間を潰さないといけない。
いつも通り漫喫に入り爆睡を決めた。
残り1〜2時間ほど。
(何すっかなぁ……)結局一人飲み。
あんだけ朝酷い目に遭ったのに、その夜にはケロッと酒を飲んでいる。この切り替えの早さが生きるコツだと思う。けどマジな話、前より酒が飲めなくなった。学生時代に吐くことなんてまぁなかったが、社会人になってからは吐くことが圧倒的に増えた。身体が衰えたのか健康的になったのか受け付けなくなっていた。
20:30 焼肉
年明けに会って以来だから半年振りに集合したことになる。すげぇ単純に、みんな元気そうでよかったよ。4人の内1人は院に進んだもんだから、来年の春に社会人。頑張ってくれ。
高2の頃、親しくなった俺たちも8〜9年になる。シンプルに感謝してるよ、ありがとう。俺みたいに転勤を繰り返す人間は帰る場所があるだけで結構救われたりする。
翌日予定があるからと一人離脱し、その後はダチの家に泊まった。他愛のない話をして寝た。
6/26 8:00 起床
みんな寝てたけどこっそり寝床を出て外へ。家主が帰る際の気配を察したのか起き出す。挨拶。外は暑かった。
そのまま横浜にいるダチの所へ。
出かけているらしく公園で1時間ほど時間を潰す。これがいけなかった。先に書くと熱中症になった。
10:30 ダチの家
適当な話をして、飯を貰い、あの花を見た。
だが、何か身体の様子がおかしい。ダルさというか頭がぼぉーっとするような。冷房はつけて貰ってたんだけども。
「痴漢電車乗るかぁぁぁ!!」
関東に来た大きな目的の一つ。それは痴漢電車。東北に風俗は少ないため、関東に帰った時は100%行っている。男の夢は彼女ができる前、そして結婚前に解消した方が良くないですか?いい歳になってから遊び盛りになると世間的にもアウトになると思うし、見ているのも痛い。
身支度を済ませ、2人で店にin。が、体調がいかんせん悪い。待合室から部屋に呼ばれるも気分が悪く、プレイ前のシャワールームで吐いた。冷静に考えるとこんな状態でこんな店に来る奴なんていない。また伝説を生み出してしまった。
「熱中症痴漢プレイ」
こんなパワーワードが存在するだろうか。身体は正直だ。色々な意味で。早く帰って寝たかった。
ダチの家に帰るも、体調は回復しない。これ以上いると迷惑がかかるため帰宅を決意。
挨拶だけして、横浜駅に向かった。
18:00〜 道中
横浜駅に向かう途中、道の側溝にまたしても吐く。胃から強引に突きつけていく。
(これから仙台までかよ……)
身体はフラフラ。頭はガンガンする。修羅場。電車でも項垂れていた。
水分を摂っても、吐いて摂取出来ない。
東京駅のドトールに入り、アイスティーで手首を冷やす。新幹線まで耐え凌ぐ。
過酷過ぎわろた。ドトールでこんなガチな奴いないだろ。
少しだけ回復したような気がする。
と言いつつ、いつ吐いてもおかしくないような体調でマツキヨに寄る。os-1,塩飴など熱中症対策を買い込む。
戦うと決めた。塩飴を舐めると身体から汗が噴き出す。os-1が甘い。ようやく出た尿は真っ黄色。熱中症確定だった。
ただダチを待つ為に1時間屋外にいたことがこんなことになるとは思わなかった。まぁ疲労とかのコンディションもあるのだろうけど。
豆知識として、人は暑さだとか寒さに慣れるのに1週間ほどかかるらしい。だからこの1週間は一層注意が必要。みんなは気を付けてくれ。
片道1時間半。身体が熱く眠れない。ひたすら耐える。吐き気が治まっていたのが幸いだった。
22:00 自宅
冷房をガンガンにつけ、ベッドに倒れ込む。
口は乾いているような変な感じだった。
嘔吐上等で買ってきた熱中症対策食品を全部胃に入れる。そして寝た。
27日 7:30 起床
仕事の電話で起こされる。
(人の休日に電話してくるなよ…)
悪態を尽きつつも体調がある程度回復していることに気付く。
スタバでのんびりして、昼飯をガッツリ食べて、ひたすら寝る。
昼間から家にいるのは2〜3ヶ月ぶりのような気がした。家にいれない人なので。
そのあとは新幹線に乗って秋田に移動。
明日からはまた仕事。久々に地元に帰ったもののなんてザマだ。と思いつつも、俺らしいなと思う。
それと同時にまだ地元に思いを寄せるほど疲れてはいないらしい。次はお盆かな。
秋田は関東よりも涼しいよ。