2022/0423-0508 幻の15連休 前半

秋田勤務になった。仙台に一年住み、次は秋田へ。異動時休暇というものが取得でき5連休、それに併せてGWの10連休。15連休。幻。

 

人生で半月も休める時間ってどんだけあるんだろうな。

 

04/23 8:00 起床

昨日はしんみりとしていた。異動前のラスト勤務のため、職人一人一人に頭を下げていた。職場ではグッと堪え、川辺で1人になった瞬間に涙腺が緩んだ。情には厚いので、してもらったことに対し恩を感じていた。

 

(なんで俺あんな凹んでたんだ…?)

ピークを過ぎるとケロッとして、涙と共にしんみりは消えた。俺は単純だ。

 

「幻の15連休初日は何っすかなァ!?」

やんわりと自分を労わるために温泉でも行こうと思っていたら同期から連絡が来たので2人で温泉に行くことにした。

 

正直一人ならバイクがあるので、わざわざレンタカーを借りることによって発生するお金はないのだが、まぁそこは付き合いってことで。

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その後はアウトレットに行き、服を買った。

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正直今の好きな女に合わせて買った服ではあるが、社会人になってからまともな服を買ったことがなかった。

 

18:00〜

同期と別れ、その後はいつもの女さんと飲み。

飲んだ後は向こうの家に泊まった。

 

 

04/24 10:00 起床

(何気ない幸せってこういうことなんだろうな)

とかいうくだらない言葉があるならきっとこれがそう。昼過ぎまでグダグダ一緒に寝た。

 

今日は昼から上司と焼肉の予定。

ぶっちゃけこの予定がなかったら22日(金)の仕事終わりにバイクで旅に行っていたのだが、まぁしょーがない。

 

昼過ぎに待ち合わせをして店へ。

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上司と部下。俺はちゃんとやれていただろうか。

俺らの世代が上司の愚痴を吐くように、また上司も部下の愚痴を吐いているのだろう。そこら辺の物分かりはいいので特段書くことがない。

 

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酔っ払った上司の無茶振りで、店員の女の子と苦笑いで2ショを撮ったのは面白かった。

 

まぁ一つ思うことは皆ベクトルは違えど幸せになってくれ。

 

その後はまたいつもの女さんの家に泊まった。

 

 

 

4/25 7:00 起床

今日は2人でドライブデート。こう書くと聞こえはいいのだがレンタカー。超絶ダサい。近いうちに自分の車の助手席に彼女でも乗せてみたいもんだ。

 

女というのはよく喋る。適当に相槌を打ちながらもどこか嬉しそうにするのも男の役目だと思う。そもそも男は好きな女に対してボランティアだ。

 

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郡山の遊園地に行く予定だったが、まさかの休園で草。適当に車を走らせていた。

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車の中の会話がメインだったが、まぁそれはそれで良かったと思う。けど女の無神経さには腹が立つのも男の役目。例えば駐車とか細かい道でも普通に話しかけてくるとかさ。

 

でも0から始まった東北の社会人生活のなかでここまで来れたのは素直に感謝している。夜は普通に別れた。

 

 

4/26  俺は俺を取り戻す全国ツアー初日 5:00〜

 

ここからが本番。俺は俺を取り戻さないといけない。取り戻すと言っても何もない。ただ西にひたすら走るという無謀な計画のなかに、今後の方針が生まれるんじゃないかという期待。俺はこの無謀というか、がむしゃらに生きてる瞬間が一番自分らしいのではないかと思う。

 

 

荷物としては携帯財布に追加して巾着袋。袋のなかには1着分の着替えとコンタクト。人間にはこれぐらいの荷物が丁度いい。

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今日はどうしても見逃せない懸念点が一つ。天気予報が雨。東日本は午後ぐらいに強い雨が降るらしかった。

先に西日本に逃げて宿で雨を凌ぐか、東日本に留まるか。「一日のMAX移動距離は400km。」「風は強いか弱いか。」「翌日の天気はどうか。」このような様々な要素を考えないといけない。

 

結局この日のルートはこれ。

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仙台から実家のある神奈川に移動した。

5:30からスタートした道路状況はトラックがほとんど。高速に乗りバイクを飛ばす。旅が始まる。

確か9:00過ぎには栃木の真ん中くらいには着いていたと思う。

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そこからは下道で土浦に向かう。その道100km。なかなかに距離が削れない。

霞ヶ浦に着く10km手前で雨に降られ、コンビニに停止。とりあえず近くのイオンに避難することに。

 

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あぁ、全部衣服が濡れてしまった。ガン萎え。

ここで今日の予定を変更して実家に帰ろうと思った。いきなりステーキに入り、肉を腹に入れた。

 

平日に寄ったイオンは人がまばらだった。

 

 

しとしとと降る雨を浴びながら高速に乗る。

あぁ、なんて過酷なんだろう。

分かる人は分かると思うけど関東の右から神奈川に帰るときは浦安やお台場など、首都高と呼ばれるゴチャついた道を通るのでさりげ苦手意識がある。

 

4~5車線の大型トラックが行き交う時速100kmの世界。首都高はめちゃくちゃ分かりにくい。

さらに合流する際の加速距離が短いので、スピードを上げないと厳しい。冗談ではなくマジだ。

 

ディズニーだ、レインボーブリッジだという感想の傍らには、強風と大型トラックに囲まれる恐怖があった。バイクは普通に怖い。

 

川崎で降りて、横浜、藤沢へと向かう。

元カノとよく川崎駅で会っていたので川崎駅を通ったときは少し懐かしい気分になった。もう昔のことだ。恋愛の1年は10年だと思っているので、もう40~50年くらい前のことなのかもしれない。もう具体的な数字もあまり覚えていない。これが大人になるということ。

 

藤沢に着いたときは懐かしの地元をバイクで流す開放感はあったが、雨が土砂降りだったので必死にバイクにしがみ着いた。

 

「うぃーす」とインターホンを鳴らしたときはオカンに驚かれる。それもそのはず、何も告知をしていなかったのだから。

 

 

4/27 俺は俺を取り戻す全国ツアー2日目 8:00〜

朝は軽く雨が降っていたので遅めの出発。

平塚ら辺から西湘バイパスに乗り箱根に向かった。

 

濡れたアスファルトと湿った葉っぱで覆われた道路を進むと霧が濃くなっていく。そして心なしかすぅーっと空気が変わり、気温が一気に冷える。

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「ゴーストタウンやん........」

霧で街が覆われていた。人の姿も見当たらず、廃れているイメージが沸く。

 

「えれぇ寄り道をしてしまったなぁ」

ハイビームで30キロをキープ。ビビり走行。

 

箱根を抜けて、その後沼津ICに乗る。

 

静岡を端から端まで横断。100キロのスピード走行。流れる景色に慣れてしまうと100キロでも普通のスピードに思えてしまう。


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「あぁ~、なかなか削れねぇなぁ.....」

飽きた。もう飽きてしまった。そしてめちゃくちゃ眠い。

 

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まだ静岡の半分しか来ていない。目標までは愛知を横断し、三重に入り、三重の半分まで進まないといけない。

 

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とりあえず飯を食べて、ベンチで寝た。10分ほど。体を休めるところも助けてくれる人もいない。自分で決めた使命を全うするだけだった。

 

無無無無無無。脳死で走る。

何を思って何を考えていたんだろう。ふとカーナビを見ると10kmほど進んでいて、目標までのカウントダウンが進んでいく。モノトーン調の単純作業を繰り返しながら退屈を積み重ねていく。

 

湾岸線に煙を吐く大きなプラントが現れ始め、ようやく名古屋付近に着いたことを実感する。トラックに囲まれながら機械的な街を見下ろした。

 

 

16:00 四日市

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四日市ICで降りてコンビニ休憩。

十分とした達成感。しかしここから一般道を100kmほど走らないといけない。いけないいけないって自分が適当に決めたことなのに使命感を持っているのはなんなんだろうな。

 

「ここまで来た」

関東地方から近畿地方に来ている。もっというと住んでいるのは東北地方だ。

湿気を含んだむわっとした空気だった。季節が進んでいた。

 

 

18:30 宿

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あぁ、着いた。ベッドで奇声を発し、冷静になったあとコンビニへ。

 

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明日も早い。酒の渦に飛び込み寝た。

 

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4/28 俺は俺を取り戻す全国ツアー3日目 5:00〜

 

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(まてまてまて、仕事より起きるの早いんだけど...)

5:30には宿を出発していた。先に行っておくとこの日が一番ヤバかった。

 

 

6:00 伊勢神宮 外宮

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伊勢神宮には外宮と内宮があり、外宮から内宮の順で参拝するのが一般的らしい。

それぞれ別の場所にあり、車で10分ほど離れている。

 

神だろうが俺は置き去りにする。内宮には行かず外宮だけ10分ほど参拝し、和歌山に向けて走り出した。

 

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街森街森街.......

「こんなところに隠れていたのか!!!」

秘密の隠れ家で一族が暮らしているように、森を抜けると街が広がっていた。その繰り返しを繰り返した。

 

 

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途中鬼ヶ城という世界遺産が出てきたので寄る。

岩が浸食されて荒々しい姿であった。もう少し見たかったが冒頭部分で踵を返した。

 

 

11:00 本州最南端

 

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やっと着いた。旅のゴールでもある「本州最南端」。

日本地図を見れば一目瞭然、本州の中で一番下にあるのは和歌山県らしい。

 

もっとしんみり浸りたかった。……がここは芝生で広がっており、小学1~2年生の生徒たちが遠足かなんかでわんや騒いでいた。

 

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ここまで来るとなんでもありな気がしてならなかった。

 

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飯を食べて出発。これから奈良公園に行く。

 

 

鹿どもの餌をあげにいかないと。あぁ、5時半から始まった旅は三重和歌山と続き、そして大阪奈良に向かっていく。まぁそれで終わらないんだけど。

 

多分ノンストップで走り続けたと思う。

 

 

16:30 奈良公園

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(うぉ!シッカ!!!)

あちこちに鹿どもがいた。夕暮れが近づき人はまばらに。俺はどこに帰るんだろうな。

とぼとぼとバイクに戻ると少し気温が寒くなった気がした。

 

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ーーーーーー明日の10時にダチと富山駅で集合。これは絶対だった。

ここでの選択肢

①琵琶湖付近で泊まる

②金沢まで頑張る

 

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この位置関係を見てほしい。

金沢に向かうとしたら約300km弱。時間にしたら4時間くらいはかかるだろう。

 

そうした場合1日の総距離は700kmになる。朝からずっと走っている。

今日の夜頑張るか、明日の朝早く起きて頑張るか。この2つで揺れる。

 

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出した結論はもちろん②。金沢まで行くことにした。

明日の朝に天気がどうなっているかも分からない。気合と無謀。満身創痍。

 

闇のような高速道路と冷えていく空気。そして目を光らせるように無数の車が羅列している。

 

飽きた。縮まらない距離。俺は何をしているんだろう。

 

20:00 とあるSA

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(あぁ、走ったなぁ.....)

確かこの時は福井に入る手前だったと思う。コーヒーを飲みながら地図をポチポチと眺めていた。

 

「迷うな進め」

この言葉が今回の旅を通じてキーワードになっていた。考えるという行為自体基本的な時間軸として未来のこと,これからのことになるので、結局それは自身の憶測や想像に過ぎない。この先起こりうるであろうことに憶測と想像を搔き立て、マイナスになったりウダウダ思うことにダルさを感じ、だったらもう突き進み、なったときに思えばいいような気がした。1~2年後どうなろうが、何をしていようが分からないがなんかなったその時に思えばいい。

 

旅の目的はここで果たした気がした。

 

福井ICで降りて金沢に向かう。あとは一般道。

寝てしまった街を惰性で進み、目的地である漫喫に着いた。

「5:30-24:00 三重-和歌山-大阪-奈良-滋賀-福井-石川 約計700km」俺は俺を取り戻せた気がした。

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俺が寝るのと同時に、ダチは深夜走りだしたらしい。

毎日違う場所で寝泊まりをしてずっと一人。誰かといるのは久しぶりな気がした。せいぜい無事に着いてくれ、そして寝た。

 

 

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「ムカついて 蹴り飛ばした ちゃんと泣いたから」