帰省。そういうのは親がするものだと思っていた。しかしとうとう自分もそんな歳になってしまったとしみじみ思う。
仙台から東京までの1時間半、暇なのでつらつら書いていくことにする。
仕事が終わり仙台駅へ。家に帰らずそのまま新幹線に乗った。財布だけ持ってフラフラと一人旅を日頃からしている我が身からすれば、衣食住が鼻から決まっている実家は物があり過ぎて?逆に困る。
その前に仙台では七夕祭りがやっているらしく、適当にアーケード街を散策した。
今はコロナで賛否両論あるが、なんだかんだみんな友達だかカップルだか家族だか知らないけど楽しそうにしているのを見ると「悪くないな」と思ってしまう。同じくちょっと浮かれた顔をしているであろう帰省予定のサラリーマンが、遠慮なく新幹線の中で缶ビールを開けている音を聞くと内心「ほんとにお疲れ様です、あんたがNO.1だよおっさん」と思う。
負けじと車内とホームでプルタブを開けた自身の顔は同じく浮かれているだろうか。
家に土産を買おうと商品を手に取った瞬間「いや、俺の笑顔が一番の土産だろ」と迷いもなく酒を取りに行った自分を許してほしい。日頃から一人旅で土産は送ってるから。
ーーー現実的にいつかは会えなくなる。
だからこそ家族でも友達でも無茶をしてでも会いたくなる。友達に関してはLINEをブロックしてしまえばいつでも切れてしまう関係なのだから。お盆中会う人間っていうのは普段からつるむだけあって、万が一移してしまっても笑って許してくれるであろう。俺は損してもいいけど、最後は幸せになってくれ。
BGMは時速36kmの素晴らしい日々。
ほんとはここで終わるつもりだったけど続き。
8/7〜8/9
7日の夜に友達の家に宿泊。まぁ例の如く以前ブログに出てきた奴なんだけども。
2021/05/08-09 南三陸,石巻,気仙沼野郎二人旅 - 気ままな旅行記
【番外編】2021/4/29〜5/05 GW - 気ままな旅行記
2020 11/28-29 群馬野郎二人旅 - 気ままな旅行記
というか地元に帰ってきて会うやつは大体決まっている。
8日
外は台風で荒れていた。しかし家にいるのもつまらないと思った俺たちは、レンタカーを借りて台風に会いに千葉の最南端へ。
車を走らせる。雨と風がガチ。当たり前だが。
最南端到着。少し日は明るくなってきたものの風と雨は相変わらず。「空は晴れてるのになぁ」と言ったそんな具合だった。
ここには灯台があって、そこに普段は登れるらしい?んだがコロナで封鎖されていた。
次に温泉へ。というか2人ともノリでなんとなく最南端に来たため、何をしたいとか全くなく行き当たりばったりだった。
帰りは夕暮れのなか車を走らせて、海岸や海ほたるの夜景を見たりした。
なかなかに綺麗だった。そのままソイツの家で2泊目に入った。
9日
起床。お互いパンイチか上裸と言った具合に、相手を選ぶような格好をしていた。
気を許すだの仲が良いだの、言葉で一々区切りをつける気はないけど、コイツといる時は向こうにいる時より1兆倍は喋るし笑う気がする。「んあぁぁぁぁ!!」と突拍子もなく、意味もなく奇声を発することが出来るのも。
夏を見つけに散歩をして、昼過ぎに帰った。
11日
今日は違う友達と会う予定。ドライブをした。
音楽をかけ、適当に運転をして他愛のない会話。とてつもなく良き。いやこれがめちゃくちゃ良かった。言うて3日前も同じシチュエーションだったんだけど。
寺に行き、違う場所で向日葵を見た。
特に写真にあるハートや咲いている向日葵を見た時の第一声が「えっ、かわゆす過ぎん?」だったことに我ながら丸くなったと思う。
人生のいつにこんなに丸くなったのだろう。なんとなく女絡みだったり元カノ説が濃厚。嬉しそうにする笑顔が宝石のように思えるもんだから、こちとらとしても何かをしてやりたくなって夢中になってた気がする。いい時間だった、幸せになってくれ。
RADも愛しの冒頭で「誰かを愛せたあの時の気持ちでいつもいれたら」と謳っていることから色々とそういうことなんだろう。知らんけど。
最後に砂浜を歩いて、家まで送り届けた。
12日
これはこっちのブログも参照していただきたい。
例の如く酒を買い込み、イケイケギャルを横目にいつもの場所に向かう。
酔いと海の開放感からナンパでもしてやろうかと悩むもチキンなので結局出来なかった。というか「大体こういうのはする前がピーク」だったりする。
1〜2ヶ月前の話。ツレとサシ飲みに行ったのだが、酔いと一人暮らしの開放感から店員の若い女の子にダル絡みをしてしまった。
「お姉さん何歳くらいなんすかぁw?」
話を少し戻すと「大体こういうのはする前がピーク」。そう、俺は話しかけたことがピークであり、その後はダンマリ。
「何歳くらいだと思います?ww」
お姉さんがレスポンスするも、何歳とか興味ないし、マジどうでもいいモードに。
シーン。
ヤバいと思ったツレが
「えー、20歳くらいですか?w」と話を繋いでくれて事なきを得た。
「お前話しかけるだけかけて、黙るのやめろww」
女の子が去った後にツレに怒られる。ド正論。ごめんな。
帰るのがダルくなり、明日も友達と遊ぶ予定だったので「今日から行くわ」と連絡を入れ、勝手に行ける前提で電車に乗り、酔いが回ったので勝手に電車で寝た。
「ええで」と返信が来たのは自分の最寄りを遥かに越えた後のことだった。さんきゅーまいふれ。布団まで敷いてもらって寝た。
13日
起床。今日はみんなでボート釣りをする予定だった。狙いはハゼ。
面白いことに入れ食い状態で、「ハゼ界のソーシャルディスタンスはどうなっているのか」と知らなくてもいい雑学レベルに気になった。3人で計100匹は釣った。
家に帰りもう一人が合流。4人でダラダラと過ごした。
皿に溢れるハゼを一匹一匹捌いた時は「俺が求めてた休日はこんなんじゃない…絶対違う……絶対に………」と自らの運命を呪った。俺以外は黙々と捌いていた。プライベートにミリの世界を持ち込まないでいただきたい。
集団でワイワイするのは苦手なので、このメンバー以外とは大勢で遊んだ記憶がここ数年ではない。金額をまとめる役、企画する役、盛り上げる役、率先して行動する役など各々が不思議と相補し合って?いるような気もするけど、それはきっと気がするだけであろう。
14日
起きるとまだ他は寝ていた。俺あるあるなのだが誰かの家に泊まり、起きた時、家主は寝ていることが多くどうしようといつも迷う。今回は結局掃除だけしてそっと帰った。
久々の新宿を通る。
家に帰って少し休み、夕飯を食べた。
その後駅まで親父に送ってもらったのだが「ほい、そんじゃ」「うーい」みたいなラフな感じで久々の親子の会話は幕を閉じた。
表面上はお互い無関心なので「頑張れ」とか「元気で」とか一々区切りを付けないで実家を出れてよかった。
そのあとは少し横浜を散歩。と言ってもガチ雨。
その後はバスに乗って帰った。
江の島のとこだけ少し動画にしました。