2021 02/24-25 茨城一人旅

「んー、この日都合良く空けられたらいいんだけどな、、、」

送られてきたバイトのシフトをぼんやりと眺め、手帳と照らし合わせていく。

 

「もしここが空けば休み繋がって2連休になるんだけどな...この日誰出勤なんだ.......?○○君か.......

 

――――――1時間後――――――

「〇日僕が代わりに出勤ですか?いいですよー」

 

自分のことに他人を巻き込むのはポリシーに反し、正直胸が痛んだが感謝しつつ旅が始まる。

 

行き先を考える。生まれも育ちも湘南なのでこの時期考慮すべき地方の雪の状態がイマイチ分からない。地方は雪が常にある状態なのか?スタッドレスが必要なのか?そもそも冬が旅行に適さない気もした。

 

結局最初は東北か岐阜、福井あたりを狙いたかったが、雪とアクセスの難しさから一泊では無理だろうと外した。

「山梨、静岡、長野車で行ける範囲と関東は全部行ったよな……茨城!!」

茨城に決まった。即日で電車と車を取る。

 

 

今回は品川駅から特急列車に乗り水戸駅に行き、そこからレンタカーという流れ。

茨城内のルートはこれ。

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一日目は茨城の北の方に向かい、二日目は水戸周辺を狙う。

 

 

そして荷物はこれ。

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最近キャンプ用で買った寝袋を使い、車中泊をすることにした...が!問題が発生する。

 

 

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「お前デカ過ぎやろ!!!」

幾度の旅をこのリュックで乗り越えてきたが、そのキャパをオーバーしていた。

 


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さらに軽量。結局リュックには寝袋とタオルと充電器のみ。


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どうにか詰め込み準備完了。

 

1日目 7:00 自宅

起床。寝起きの「なんか今日めんどくせぇな」感は毎度のこと。身支度をして家を出る。

 

 

9:00 品川駅

朝に特急列車の切符を発券するつもりだったので一応出発の40分前に駅に到着したが、改札機には誰もおらず、さらに駅構内の至る所に改札機は存在し焦る必要はなかった。

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ホームで缶コーヒーを啜りながら待つ。今日は天気も良くあったかそうだった。

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ぼけーっと音楽を聴きながら待っていると、気付いたらすでに電車は来ていたらしい。

 

バタン!とドアが閉まり、電車はゆっくりと動き出す。徐々にスピードを上げ、周りの風景を置き去りにするように進んでいく。

車内に差し込む日の光に少し暑さを感じながら、電車の音が流れる音楽に溶け始める。旅が始まろうしていた。

 

道中窓から風景をぼんやり見ていると、スカイツリーが見えた。

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今回は車中泊ということもありライフラインが特に重要である。

充電できるような場所を見つけては、積極的に携帯の充電をしていく。

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去年の広島一人旅を思い出す。ちょうどあの頃は携帯の寿命が来ていたため、半日もしないうちに残り充電30%となるハードモードだった。交通情報やネット検索が必須になるため、その度にマックやタリーズwi-fiを使い充電をしながら次の行き先を探していたものだった。

 

11:10 水戸駅

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駅前は思ったよりも人が行き交っていた。レンタカーを借りに向かう。

向かう途中あるものが目に入り、足を止める。

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(子供に見せたくない雑誌とは・・・?これが茨城か・・・)妄想が広がる。

 

レンタカー店に着く。えきねっとで切符とレンタカーを合わせて取ると割引が利くため、2日で1万の値段で借りることが出来た。

えきねっとのシステム上店が決まっていたため仕方がなかったが、正直今回借りた系列店は個人的にあまり好きではない。ここで借りたときの車にいい思い出がないのだ。

ヴィッツを借りたが、走行距離73000km。ディズニーランドのゴーカートのようなエンジンとBluetoothの機能がなかった。ラジオもノイズだらけ。金をかけるとこはかけた方がいいと学ぶ。

 

「こういう回もあり!」無音の車内で窓を開けながら、風前の灯火のようなヴィッツを走らせた。

 

 

11:40 偕楽園(かいらくえん

偕楽園.........初めて聞いたときは(快楽園!?ドスケベかなぁ!?)と思ったのだが、ここは日本三名園の一つである日本庭園。

あとの二つは、石川県の兼六園岡山県の後楽園。兼六園は去年行ったから残り後楽園さえ行けばコンプリートになる。

 

ここの大きな特徴としては梅が見られること。約1003000本が園内に植えられているらしい。

 

チームラボが梅と光のアートを3月から行うらしく、準備が進められていた。

まずは竹で覆われた道を進む。

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葉から覗く木漏れ日がキラキラしており、見上げると緑の隙間から青い空が広がっていた。

 

メインとなる場所に着く。あたりが梅の木で覆われていた。

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春を感じた。最近はあたたかい日が続き季節が動いていることを実感するが、それはあくまでも体感であり実際に形として目で見ると改めて実感が増す。

 

しかし、たくさんの品種の梅があるなかで咲いているのは早咲きと呼ばれる品種と中咲きと呼ばれる品種のものが少し程度であり、全体としてはまだまだこれからといった印象だった。

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「普通に後ろ民家なんよ!」俺の中のノブが出てきて少し笑ってしまった。

 

 

桜を見に行ったことはあるけど梅を見に行ったのは初めてだった。そもそも梅が3月前後に咲くなんて知らなかったし、よく「あれ、もう桜咲いてね?」と疑問を抱くような植物は梅だったことが判明した。きれいだった。

 

そして、全体を散策し園を後にした。

 

 

14:20 袋田の滝

偕楽園から袋田の滝に向かう。

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「出た、ひたすら道なり。耐久レース。」

 

郊外に出るまでは信号に引っかかることも多かったが、どんどん民家は消え去り気付くと辺りは林や川になっていった。

駐車場に車を停める。数台しか停まっておらず閑散としていた。

 

そこから徒歩で向かうことになるのだが、「滝に最も近い駐車場!普通車300円!」や「当店で○○円買ったお客様は駐車場無料!」のような看板が多く、いかに他店より客を呼び寄せられるか店の間柄が垣間見え、思わず苦笑いしてしまう。

しかもコロナ禍で余計に客が減ったもんだから、店の前を通るたびに「兄ちゃん!鮎の塩焼きどう?」とか「土産あるよ!」と声を掛けられ毎回会釈することに。昔あった部活勧誘を思い出した。

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昼を食べていなかったため、ここら辺で食べようとしていたが、さすがに大きな店内に自分一人というのは気が乗らず滝に向かった。

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入場料を払い、トンネルを進む。

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新潟の清津峡トンネルを思い出した。やはり展望台を作ったり絶景を見るためには、土地を上手い具合に活用する必要があるのだろう。

 

袋田の滝は長さ120メートル、幅73メートルであり日本三名瀑の一つであるとされる。

先ほどの偕楽園でもそうだが、日本三○○ってなんとなく厨二心をくすぐられる。ワンピースでいう四皇や王下七武海みたいなね。

日本三名瀑の他には誰もが知ってる栃木の華厳の滝和歌山県那智滝が挙げられる。

 

袋田の滝の大きな特徴としては、氷瀑という厳しい寒さ故に滝が凍る現象が1年のある時期で見られるらしい。

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展望台から見る。圧巻。幅が広いため大量の水が大きくゆっくりと滴っていた。岩肌はくっきりと荒々しい表面を見せ、歴史と自然の威厳を思わせるような姿であった。

個人的な特徴として挙げるなら袋田の滝は他の滝より間近に見ることができ、スケールや迫力を目の前で感じれることだと思う。

 

余談として袋田の滝は恋人の聖地(当てつけに近いと思うが)ともされており、モニュメントやフォトスポットも存在していた。

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なんとなくテンションが高かったので、誰もいないのをいいことに一人オマージュしてみた。

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よく「彼氏彼女が欲しい」という言葉を耳にするが、結局自分の人生なんだから自分の機嫌や責任は自分で取るべきだと思う。この言葉の裏には、自分で補えない部分を他人で補おうとすることにほかならない。

そういう人ほど勝手に自分の理想に相手を当てはめ、歪んだ形に網目の大きいものをと、なんか違うとまた都合の良い他人を求める。結局他人なんて恋愛に限らずプラスα要素なんだから自分のことくらい自己で完結してほしい。

出来てない人ほど、支え合うや補い合うとか言うもんだから甚だしい。

 

 

15:40 竜神大吊橋 

日が傾き始めていたため、ここで今日は最後のポイントになる。

ここは竜神峡という渓谷にかけられている吊橋であり、橋の長さは375m。日本最大級の長さを誇る吊橋なんだと。

 

(いや、待てよ...昔行った三島スカイウォークは......?

調べてみると全長400mらしい。そしてどちらの施設も日本一長い歩行者専用の橋と謳っている......

 

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俺のなかのコナンが囁く。

 

さらに調べると、昔は日本一だったが2015年に三島スカイウォークが完成し、追い抜かれた説が濃厚。しかし、HPの表記はそのままになっているそうな...これ以上調べるのは面倒。

ここの特徴としては、やはり竜神バンジーと呼ばれるバンジージャンプだろう。

 

 

受付で入場料を払い、渡る。

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スケールと爽快感。この時は風が強く吹いており、橋がガタガタ鳴っていた。

(ここで、橋落ちて死ぬのも悪くないな。そして、名前の通りワイも竜になるんや!)

我ながらアホだと思った。

 

個人的な感想としては、柵が縦に仕切られていることに加え柵の高さも高かったため、景色があまり楽しめなかった印象が強かった。

 

2年前に行った三島スカイウォークの柵はこんな感じ。

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比べてみると結構差があるように思える。あの時は景色を見ながら楽しめた気がする。

比較対象を自分のなかで引き合いに出せつつあるのが少し嬉しい。

 

竜神大吊橋は橋を渡ったあと階段を下りてグルっと1周することができ、下から眺めることも出来る。

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下から見ると、景色も相まってまた綺麗に思えた。

 

 

17:00 太田温泉やまぶきの湯

車中泊をするため、道の駅と近場の温浴施設はピックアップしておいた。

駐車場に停め、一息つくと薄々思っていたことが沸々と沸き上がり、それは脳内で淀みなく流れ始める。そして現実を帯びることになる。

 

 

(ゆっくり布団で寝てぇな......)禁忌。

 

(このまま道の駅行っても19時くらいから何もすることないし、携帯も電気ないから使えないし暗闇の中でどうするん?)正論。

 

(いや車中泊wwこんな狭い車の中で?)刑罰。

 

(卒論も必死に終わらせて、学生最後なのにコロナだし、毎日会社からの英語教材も欠かさず1時間やって、1月もバイト頑張って14万稼いだのに宿も泊まれんのか)葛藤。

 

 

30分悩んだ。冷たくなる車内と影絵のような夕暮れ。後部座席には出番を待つ寝袋が横たわっていた。

そのとき重く閉ざされた口が微かに開いた。

 

「俺は...誰よりも俺を愛したい」

 

そこからはあまり覚えていない。

宿に向かう高揚感でいっぱいだったのだから。

 

 

18:00 宿

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「っっぱ、宿だよなァ!!騙されるとこだったわ!!!」

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「俺はよぉ!誰よりも俺を愛でねぇといけねぇわ!!」

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「俺も誰かの笑った顔ほんすこ!!気が合うね!!っぱワンカップには愛があるわぁ」

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今見返してもドン引きするくらい食べて飲んで草。コンビニで2000円溶けた。

 

そして大浴場に人はおらず独占状態。サウナも入った。

cryamyプラネタリウムを聴いて、そんな世界になったらいいなと思いながら1時ごろに寝た。

 

 

2日目 9:00 宿

起床。今日も天気が良かった。身支度を済ませ宿を出る。

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車にはペットボトルが散乱していた。思ったより人は水を飲む。

 

9:50 国営ひたち海浜公園

開場は9:30なのだがぼちぼち車が停まっていた。

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前に国営昭和記念公園にも行ったことがあるのだが、国営の規模はやはり大きい。

 

ロッキンとは打って変わって人はおらずスタッフも暇を持て余していた。

広々としていて海が見えるエリア、森のエリア、花がきれいに植えられているエリア、遊園地エリアなど全部周るのに1時間ぐらいはかかった気がする。

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特に遊園地エリアでは一人わくわくしてしまった。

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子供のころに遊園地の思い出はないため、全部が新鮮だった。

ディズニーとは違う世界線がまた良き。

 

 

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こういう乗り物に乗ったことのある人はどのくらいいるんだろう。

 

(顔wwジワジワくるわぁwww

近づきながら観察してると「こんにちは!僕と一緒に遊ぼう!」みたいなアナウンスが急に流れ若干ビクッとする。油断した。

 

(コイツ認識してるのか・・・?)

距離を取り遠目で見るも定期的に流れているようだった。

「ざっっっこ!」と性格の悪さが滲み出たところで遊園地エリアをあとにした。

 

 

そして何より思い出深かったのが、園内でバスケをしたこと。実は入ってすぐのところにバスケットコートがあり、園を周る前に何年ぶりにダムついていた。

 

リングを遠くに見つけたものの、当たり前にボールなんか持っていない。しかし、一応向かってみた。

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ほんと運良くすぐ脇にボールケースがあった。

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たまーに外でバスケをする際には大抵ごちゃごちゃしていてコートは取り合いみたいになっているし、ボールも持参するケースしかなかったから誰もいないリングと自由に使っていい普通のボールがあったのは素直に嬉しかった。

 

2時間は打っていた。久しぶりの感覚だった。

空は青く澄み渡り、冬の少し乾いた伸び伸びとした空気。たまにそよぐ風が全身を包み、葉を揺らしサーっと音がする。誰もいない空間に響くドリブルとシュート。

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「爽やかだ、爽やかすぎるぞ俺!青春してる!!」

夏のサイダーやラムネのシュワシュワとした炭酸を彷彿とさせるような爽やかさ。ロケーションも良かった。

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13:30 那珂湊(なかみなと)おさかな市場

那珂湊おさかな市場は関東有数の観光市場であり、毎年100万人もの観光客が訪れるらしい。

 

確かに平日なのに市場は混雑していた。適当な店に入り、海鮮丼を注文した。

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豪華だった。完食。

 

 

14:20 大洗磯前(おおあらいいそさき)神社

最後にお参りをした。

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長い階段を降りた先には、かの有名な海に鳥居が立っている場所がある。

 

確かに条件次第ですごくきれいに見える場所だと思った。

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このときは比較的海も穏やかで、きれいに見ることが出来た。

朝方には後ろから朝日が昇り鳥居が照らされ、きっと海も荒々しいほど貫禄が出るんだろう。

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14:50 大洗海岸

大洗磯前神社からここら辺一帯は沿岸部であり、海岸が広がっている。

夏には海水浴場として多くの人で賑わうらしい。

 

海水浴場用に開放されていた駐車場に停め、少し仮眠を取る。

このとき寝袋でも使ってやろうかと思ったが、しまうのが大変のため普通に寝た。

 

少し日が傾き始めたころに起きる。外に出て海岸に向かう。

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やはり海は良い。昔から釣りをしていることや家の近くには江の島があり、海にほんの少し囲まれて育ったため海は好きだ。

建設業に就職しどちらかというと陸の案件がほとんどだが、マリコンも良かったなと振り返って思う。

 

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砂浜をcryamyの月面旅行を口ずさみながらただただ歩く。MVが夜の砂浜ということもあり、砂浜を歩くときは自然と歌いたくなる。

ギターボーカルのカワノがあてもなく夜の海岸を歩き、序盤ではゴミを蹴散らしたり壁にもたれ座り込むようなMVなのだが、夜に浸り少し感傷的になりながらどことなく歩くような感覚はすごく分かる。

 

筋も通っていないようなクソみたいな人間に意見を一方的に押し付けられ、もう自分は関係ないとシャットダウンされた夜には、俺も東京と埼玉の境である荒川にかかる新荒川大橋をイラつきながら歩くことがしばしばあった。関わってきた人間のなかで数人はいた。遠くにはスカイツリーが毎回綺麗に光っていた。わざわざ遠回りになるのだが、5kmほどで帰れるからちょうど良かった。

 

 

海をぼけーっと眺めながら、石で携帯を固定して自分と空をバックに撮ってみる。

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「やべぇ、最終ステージに来たみてぇだ!!!」

 

普段携帯を見返しても、風景ばっかりでいざ自分の写真っていうとなかなか見当たらず、あっても数枚。野郎同士で写真を撮るみたいなことも滅多にないし。

自分の姿を客観的に見ることはなくて、歩き方とかどんな風に笑うとか、こういう時どんな表情でいるだとか案外自分について知らないことは多い。

写真は「自分ってこういう奴なんだな...」と必然的に主観よりも客観に自分を知ることが出来るので、なんとなく自己肯定にも繋がると思った。いつか自分の顔に自分で笑ってみたい。

 

 

17:10 水戸駅

砂浜を去り、レンタカーを返しに向かう。

しかし、事件が起きる。

 

水戸駅前は車の通りがエグく、片側三車線のような通りである。

まさに駅の真ん前のどでかい交差点。

ここでやらかした。

 

カーナビに「右折してください」と言われるも右折車線が見当たらず、どこに行けばいいのかと交差点のど真ん中で立ち往生。

 

とりあえず前の右折しそうなバスに付いていくも罠。バスターミナルに迷い込む。

後ろから続々と来るバス。バスに囲まれる俺。さすがに焦る。

 

レンタカー店の方角は分かっていたので強引に旋回。何度もタイヤが段差を踏み車内がガタガタと揺れる。車線に割り込みなんとか元の世界に戻ることが出来た。危ない。

 

レンタカーを無事返し、電車を待ち岐路に着いた。

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おしまい。

 

 

 

まとめ

今までで一番文字数が多くてわろた。慣れもありこれからどんどん増えていきそう。