2020 12/01-02 鳥取島根一人旅

今となってはなぜ鳥取島根を選んだのか分からないが、10月の自分が勝手に飛行機宿レンタカーを取っていたのだから12月の自分はそれに従うしかない。

 

北海道の一人旅を終えてすぐ「次の旅は・・・鳥取の飛行機安いし行くかー」とノリで申し込んだと思う。もはや他人事。

しかし、ノリでもなんでも的確にルートと時間、予定を設定しているのが俺の良いところ。そんなこんなで鳥取・島根1泊2日の旅スタート。

 

 

今回のルートはこんな感じ。

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1日目は鳥取空港から鳥取砂丘に行き、その後は左に車を走らせる。途中にある倉吉を狙い、最後に由志園。宿のある皆生温泉で一泊。

2日目は島根でワンポイント観光して米子空港で帰るルート。

今思えば県を横断する旅行は始めてだった。

 

 

そして荷物はこれ。

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もはやバイトに行くより荷物が少ないことに慣れを感じつつある。

 

 

1日目

起床。最寄駅から羽田空港に向かうも朝からトラブル発生。電車の運行中止。

(んまァ、とりあ今日の宿までどうにかして行けばいいや~)謎のポジティブさを発揮し迂回するように電車に乗る。

 

予定より20分ほど遅れて空港に着くも至って普通に搭乗口まで進んだ。

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そしてフライト。鳥取空港着。

コナンの作者が鳥取出身らしく大々的にパネルが展示されていたが、あまり興味がないので目もくれずにレンタカーを借りに行く。受付のお姉さんが可愛い。すこ。

 

 

「本日は鳥取県内で宿泊予定ですか?」と聞かれ「はい、“かいなおんせん”で泊まります」と答えるも首を傾げられる。後から知ったのだが皆生温泉(かいけおんせん)と読むらしい。

後々書くが今回漢字の読み方が難しいところが多く店員さんを困らせたり、カーナビで検索出来なかった場面が多くあった。

 

手続きを終え、おっさんに車の案内をバトンタッチされ若干萎える。しかしそのおっさんは乗る予定の車を素通りして「えっ、ない・・・」と本気で困るという鳥取ギャグをかましてきたので株が急上昇した。

 

おっさんに別れを告げ、車を走らせる。

今回の車は緑パッソ。レンタカーありがちの急発進アクセル。そしてブレーキは奥まで踏まないと利かない車だった。

 

 

10kmほど先の鳥取砂丘に着く。鳥取砂丘は今回の旅のメインだったため楽しみだった。イメージ的に入場門みたいなところから入り「わあぁぁぁ!」となることを予想していたのだが、各駐車場から勝手に入るスタイルだった。 

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見渡す限り砂が広がっていた。案外近そうに見えてもいざ向かうとなると10分はかかるほど。それぐらい広い。

 

「木の葉同盟国、砂の忍だ・・・」

歩くも砂に足を取られ景色も変わらずで疲労が蓄積。なんとか丘を登るとすぐそこに日本海が荒々しく波しぶきをあげていた。

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一通り満足し車に戻る。しかし違和感から靴を脱ぎひっくり返すと大量の砂。

(運動会かよ・・・)中学のときにリレーですっ転び戦犯になった嫌な記憶を思い出してしまった。鳥取砂丘はつまり運動会。

 

 

次に近くの砂の美術館へ。ここでは砂のアートが見られた。

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砂で作ったようには思えないほどの作品が並び素直に感動した。砂だけに素直。

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サイコパス気質が発動しこういったリアルなものを見ていると笑いがこみあげてしまい、下を向いて歩いていた。マスクがあって良かった。

(いやwwwこの顔やべぇだろ!!ガチやんwww)とか思っていた。

 

 

砂の美術館を後にして昼を食べようと店に入り、海鮮丼を食べる。

鳥取はさりげ海鮮が美味しいらしい。

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腹も満たされ倉吉に向かう。

倉吉は室町時代に城下町として発展したらしく昔の街並みが残っている。

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しばらく散策。ぶっちゃけ街より流れている小川に魚がいたことにテンションが上がっていた。人が歩くなかずっと小川にしゃがみ込んでいる姿はなかなか滑稽だったかもしれない。

 

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そして次に由志園(ゆうしえん)に向かう。

しかし、車を走らせている途中奇妙な建物を見つけ路駐。調べてみるとどうやら燕趙園(えんちょうえん)というところらしい。

 

ここは日本最大の中国庭園。実際に中国の技師が設計し、中国の資材を持ち込んで作ったとされている。このことから外見からでもかなり異端を放っていた。昔やっていた西遊記のロケ地でもある。

正直かなり行きたかったが、近くで写真だけ撮った。

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すぐ隣の公園ではご老人たちがゲートボールで盛り上がっていて、いかに場違いなところに存在しているか想像できるだろう。

 

 

由志園は大根島という島にあるため橋で渡ることになる。「ベタ踏み坂」と名付けられた江島大橋は全長約1.4km,最上部の高さは45mに達していてかなり特徴的。形状が山のようになっているためその名の通りベタ踏みで登った。

このときの時刻は17時。夕暮れ時を走るっていうのがまた最高だった。

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ちなみに由志園が今回の旅のハイライト。

日本庭園×紅葉ライトアップ×イルミネーションというフルコンボが決まり、鳥肌が立つくらい綺麗で幸せな場所だった。ごちゃごちゃ書くのも面倒なので写真で楽しんでください。ほんと綺麗だったので。

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地方のイルミには一人で行けるほどボッチ耐性が上がった。

誰かと行くのもいいけどなんだかんだ「次行こうぜ」とか声をかけあったり、どう周るとか歩くペースだの誰かに合わせて全員が同じように楽しむってのは簡単なことに思えて実は難しいと思う。

 

 

そして皆生温泉にチェックイン。皆生温泉はめずらしく海から湧き出る温泉であり別名塩の湯とも呼ばれているそう。

山の温泉は硫黄のイメージがあるが、海の温泉はちょっとしょっぱくさらりとしていた。塩分濃度が高いことから体を芯から暖め美肌などにも効果があるらしい。他に有名所では熱海温泉などがある。

 

泊まった宿は海の目の前にあったため常にオーシャンビュー。波の音が聞こえていた。そして夕飯はコンビニ飯。ビールで自分に乾杯。寝る。

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2日目

起床。いい天気。

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今日は石見銀山(いわみぎんざん)に行く予定だったが、距離と時間を改めて考えると片道110kmは遠いため急遽70km先にある出雲大社(いずもたいしゃ)に行くことにした。車内はヒトカラ。大体着くころ声はガラガラ。

 

出雲大社着。近くの遊歩道と店も栄えていて全体として2時間近くはいたと思う。参拝の前に遊歩道を一通り歩き、昼飯を食べるため店に入る。

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(割子そば・・・?ここでも漢検始まった・・何て読むんだ・・わり?かつ?)

「“三食かつこそば”1つ下さい」と注文するも「え?」と聞き返される。俺半泣き。

「これください・・」とメニューに指を当てるチートを使う。情けない。屈辱的。これが島根。正解は割子そば(わりごそば)らしい。

  

食べ方にも特徴があり麺に汁を直接かけるスタイル。長距離走は後半追い上げるタイプなので汁の量も計画的に考えたのだが結局大量に余って笑った。

今までのそばのなかでも一番美味くて、Gotoクーポンで思わず土産を買ってしまった。

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そして出雲大社出雲大社は通常とは異なり二礼四拍手一礼という作法らしい。

会社(偉い人からナンパされてそのまま入社したので)と友達と周りの人との縁に感謝しておいた。

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神だろうが何だろうが自分のことを他人に委ねることはないので、ここ数年こういう場は周りの成功と幸せを切に祈っている。周りの奴で何か良いことがあったらそれは間違いなく、俺が地方の神々に頭を下げて祈ってるおかげなので切実に感謝してほしい。

 

悪いことがあったら手の届く範囲であれば、俺が絶対になんとかするのでLINEを飛ばしてくれ。来年は一人暮らしだけど家には仕事でほぼいないから、路頭に迷ったら勝手に住んでほしい。

 

 

いざ帰ろうと思った矢先、ワイパー2段階ほどの雨がザァーザァーと降ってきた。

そして米子空港(よなごくうこう)に向かう途中に虹が出現。 

 

初めて見たんだけど虹が二重にかかってて「え!?」ってなった。走りながら違う場所にも新たな虹が出てて帰りだけでも4本は見た気がする(パワーワード)。 

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レンタカーを無事返して米子空港着。昨日手を付けなかったワンカップを空港で飲み、帰りは爆睡して帰ったとさ。おしまい。

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