2020 11/28-29 群馬野郎二人旅

9月末、肌寒くなりつつある季節ふと思う。

「あー、温泉行きてぇなぁ、、、、、行くかぁー」(3秒の思考)

ノリと勢いで生きてる男。思ったが吉日。

 

「コイツや!」と速攻LINEを送った数時間後、友達から「ありよりのあり!」との返信。こうして1泊2日群馬野郎二人旅が始まった。

 

今回は温泉宿がメインとなる。

2食付き(夕食・朝食)で通常13000円がGoTo6500円。めちゃくちゃ安い。

そして相方は小中の同級生。もう十年以上の付き合いになる。

 

今回のルートはこれ。

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神奈川からレンタカーでメインとなる赤城山に向かい、一日目はその周りを散策。

二日目は伊香保を通り高崎、埼玉へと帰るルート。

 

 

 

1日目

バイトを終えて前日から相方の家に泊まっていた。いつものように酒盛り。寝る。

 

当日の寝起きファーストコンタクト「なんか今日めんどくせぇな」感は一致してたと思う。予定に対して直前までのめんどくささってなんなんだろうな。支度を済ませ家を出る。

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レンタカーを借り群馬に向け車を走らせる。普段話の内容は女・酒・バンド・昔話がそれぞれ25%ずつなのでいつも通り車内ではゴミのような会話ときれいな音楽。高速を飛ばした。 

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東京、埼玉を抜け昼頃群馬に到着。群馬名物のひもかわうどんを食べた。 

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味が分からない人間なので感想を強引に絞りだすと「ひもかわ!」って感じ。麺が長く横に太いので弾力と食べ応えがあって美味しかった。

 

毎回麺類を食べてて思うんだけど一口で終わらない麺の長さに対して、「長過ぎワロティンw」とちぎるという名のインターバルを重ねて食べてくのなかなか面倒なんだよな。1口に入れなかった残り2~3割の長さの麺が、そんな姿になってまでスープやら汁やらにユラユラ浮かんでるのを見るとやるせなくなってくる。

 

 

お腹を満たしたあとは赤城山へ。通りからちょいと外れ、あとはひたすら上り坂。カーナビを見るにすげぇグネグネしてて「マジか・・・」と思ってたら想像以上の山道。なんとか山頂まで辿り着く。

 

まずは小沼に到着。ちなみにここからちょいと行ったところに大沼がある。

 

車を止め外に出て一言「寒っっっっ!!!」

ここは標高1450mらしく、道中通ってきた電光掲示板には-2℃と書いてあった。 

 

小沼はすごいきれいだった。

ちょうどこの時は雲が晴れていて、青空と木の色と湖に反射する色とが相まって山頂ならではの風景だった。

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しばらく眺めてから車に戻るが、正直-2℃をなめていた。手がかじかみ過ぎてしんどい。久々のかなりガチ。雪も降ってたし。

 

この時ちょっと前に高速道路で何度も見かけたラブホにテンションが上がり「ありそうなラブホの名前選手権~~~!!」とかほざいてた自分に少し嫌悪感を抱いた。

 

 

次に大沼に到着。ここには湖のそばに赤城神社がありダブルで楽しめるスポットになっている。車を降りて散策。さっきと一変して空は雲で覆われ灰色の湖と赤い橋。

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それよりひたすらに寒い。「宿宿宿!」と心のなかでひたすら唱えていた。

 

散策を終え車に乗り込み、宿に向かおうとエンジンをかけたとき重要なことに気付く。

「酒がねぇ………」

 

とりあ山登んべ精神で来たため酒を買い忘れていた。近くのコンビニを探すも山の麓まで降りなくてはならない。所要30分。仕方なく下る。 

 

 

酒を買い足し、山を再び登り宿にチェックイン。昔ながらの旅館だった。

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チェックインの手続きをしていると「どこから来たのー?」と旅館のおばあちゃん。

「神奈川県です。俺ら地元湘南なんですよー」と答え「おばあちゃんは?」相方が聞く。

 

普段からふざけてる奴なので、内心(コイツまたふざけてるな・・・)と思って顔を見るも至って真面目。なんか俺がふざけてるみたいで恥ずかしくなった。逆トラップを仕掛けられた。

 

 

部屋はかなり広かった。修学旅行でいう4人部屋を2人で使う感じ。

早速1本ビールを空け、まずは温泉に向かう。

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温泉は「すごかった」の一言。まさに冬の露天風呂のイメージそのものだった。

湯船は2つあり両方が露天。6人は入れそうな大きさで、少し熱いものとぬるいものがあった。

 

白い湯けむりが真っ黒な夜空に静かに溶けていく。熱い湯と冷たい冬の空気。自分の吐く息。近くの川のせせらぎの音。

理想を実現してしまった自分に恐ろしさを感じつつ、なんだかんだ1時間弱入っていた。

 

 

そして理想は続くことになる。

 

温泉の次は夕飯。

夕飯は一組ずつ別室が用意されてて、そこに料理が運ばれてくるスタイル。

部屋に入った瞬間、豪華さと量に驚いた。

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それっぽい料理は馴染みがなく、食べ方がよく分からない場面もあったが美味しい。

そしてうどん,鮎の塩焼き,茶碗蒸し,ご飯などが黙々と運ばれてくる。絶望。腹十二分目。

 

前に元カノとちょっと豪華な宿に泊まった際、ピアノの生演奏のそばで横文字のコース料理が次々と運ばれてきて終わりが見えなかったことを思い出していた。

そんなことを思い出しながら食べる最後のデザートは、ほんのちょっとしょっぱくもなく至って普通のメロンだった。今も感謝はしてるけど時というのは良くも悪くも残酷だ。完食。

 

 

部屋に戻り酒&酒。普段お互いに一人旅が多いからこうして宿で誰かと喋りながら飲むってのは久々だったと思う。

 

昔から俺たちは周りが向いている方とはなんとなく逆を向いていて、そのなかで俺らだけのものを見つけゲラゲラ笑っていたがそれは今も変わらないようだ。

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他人に対してガードとプライドは固く、隙も寝顔も見せないのだが10年以上の付き合いともなると俺もパンイチで高笑いするほど気を許してしまう。

 

バッチバチの酔いで「ミコルオ・マ・ゼガルガァァァアアア」「うるせー!行こう!うぉぉぉぉお!!!」「水遁!水龍弾の術!!」とか2時近くまで騒いでた。就寝。

 

 

2日目

朝風呂。山の朝はひんやりとしていて空は徐々に明るくなっていく。

 

「風呂入る時間があったら普通寝るだろーが!」

数分前まで相方に駄々をこねていたがいざ入ると最高だった。調子のいい切り替えが生きるコツだと我ながら思う。

 

そして朝飯。普段朝飯は食べないがしっかりと完食。

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おばあちゃんに別れを告げ、最初に伊香保のグリーン牧場へ。

入園すると羊羊羊!テンションが上がった。もふもふの毛とビジュアルが可愛すぎる、、、

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ヤギもウマもウサギも一通り見終えると、園内の端にゲームコーナー。

 

めずらしく射的がありお金を払う。コルクを詰め、そこそこ重いレバーをガシャン!と引く。わりと本格的。装填完了。

 

ポーン!と放ったコルクは商品を吊るすティッシュの横をかすめ続ける。無理かと思ったラスト1発。相方が当て景品をゲット。

もはや羊馬山羊兎の記憶は消えていた。

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次にお昼。爆弾ハンバーグとやらを食べた。

これ目の前で店員が切ってくれたんだけど、向こうは見られている緊張とこっちはどこに目を合わせればいいのかという気まずさを感じたのは自分だけなのか。

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前に結婚式でバイトしていた頃の話、スパークリングワインを客の目の前で注ぐのが地味に嫌で(いや、見んなや・・・!)と思っていた。向こうは注がれるが面白いのか分からんがずっと見ていた。まぁ一応格好として手は後ろに当て注ぐときのラベルは上向きで、、っていうような作法はあったんだけども。

 

あとは居酒屋でポテサラを目の前で作ってくれたりソースやらをかけてくれたりだとか、見るのか見ないのか心理戦をふっかけてくるスタンスは多々ある。

味の感想はzipファイル。味の凝縮。

 

 

最後に帰りの道中にある埼玉の嵐山渓谷に寄る。ここでは紅葉の写真をきれいに撮ることが出来た。

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風景が良いのか自分の腕が上がったのか、今までで一番満足した。今年は紅葉を見る機会が多かった気がする。

 

 

帰りは埼玉から神奈川まで一般道で無事帰還。最後家でピザを頼みビールで乾杯しましたとさ。おしまい。