12/28
起床。今日は彼女宅へ結婚の挨拶に行く予定。
昨日年内の仕事を納め、郡山から神奈川へと帰ってきた。俺に休みはない。
地元に帰ってきたのはまぁ3ヶ月ぶりだがこの3ヶ月が怒涛の毎日であり、体感的に半年ぶりのような気がした。
帰りの新幹線では明日が挨拶だとかは関係なしに酒を決めていた。
ーーーー結婚の挨拶。
生い立ちから半生を語れば良いのだろうか。
そんなくだらないことを思いながら向こうの家にお邪魔した。
挨拶が終わり、その足取りのまま横浜に移動。夜景を見た。
結果としてほとんどの人がイメージする厳格さと緊張感はなく、のほほんと終了した。と自身は思う。実際の所は分からない。
けど里帰りも含め、人生の節目も含め、いい時間と思う。
一つ他人に勝る力を持っていると自負するとしたら、それは誰かを想う強さだと我ながら思う。結婚して背負うという26年の覚悟を有していたので緊張もなかった。一周回った今では自身の出来る範囲や手の届く範囲、その中で携わる人がいる範囲を客観的に見ているような気がする。広いようで狭いようにも思えた。
何回も行ったことのある横浜だったけどもこんなに綺麗な夜景だったっけ。
夜はロイヤルパークホテルという人生で最も高い階層で寝た。
29日
昼から銀座ライオンという少し高めな所に課金を。年末だから財布も緩くなる。
彼女に別れを告げ、一度実家に戻り体勢を整える。今日は同窓会がある。
ーーーー同窓会に行く。
俺のことを昔から知っている奴らなんかはマジでありえない話だと思う。こういう集まりに人生で一回も行ったことがないのだから。
雪山に深く籠っていたという背景故に、人との会話や街の光を自然と求めていたのか。普通こういうのは周りに行くかどうかを確認してから行くものだと思うが、何故か周りにも聞かず即座に行く旨を伝えた。長年の歴史が動いた。
同窓会の知らせのLINEが来た時は驚いた。
驚いた点は大きく2点。1点目はわざわざ個人LINEで知らせを送ってくるような知り合いがいたこと。そして2点目はそいつの名前が本名とは全く関係のない、当時自身が名付けたひどいあだ名で送られてきたこと。そう、当時の自分と言ったらクラスメイトの名前をわざわざ変えていたので、急に「頭ポイポイピーナッツパイセン」と表記された人から連絡きてマジで誰だこいつとなった。(頭ポイポイピーナッツパイセンは今思い付いただけ。大体これと同等のあだ名が付けられていた)
「あっ、こんにちは〜」
ほんまよそよそしくログイン。
(何これ…酒だけ飲んで速攻帰ったろ)
と思いつつも知り合いはわりといたので、近況だとかを話したりした。
そもそも「あっ、関わらなくて大丈夫です〜」マインドで一方的に勝手に縁を切ってきただけで、あちらさん側として友好的に思ってくれてる人間はわりといる。歩いているだけで声をかけてもらったりした。当時と何年経とうが変わらないものもあった。みんな幸せになってくれ。
と思いつつも別に他人の話を聞いても期待と予想を越えて来なかったのでふーんとしか思わなかった。もっとぶっ飛んだエピソードが欲しかった。
(逆節の逆節なので今は表である)
自身の社会人になってからの大きな鉄板ネタを挙げると、
①誕生日のバイク乗車中後ろから車に突っ込まれる
②台風のなかテントを張って野宿
③仙台から大阪までロングツーリング
④ウイルス胃腸炎中にも関わらず宮城岩手秋田山形ツーリング達成
など。基本バイクに関するエピソードが多い。
腰まである積雪や吹雪のなか仕事をしたなど仕事のエピソードも語りたい。あと前述したように結婚の流れなど。
仕事や住みなんてどうでもいい、内側に秘めるパッション性をもっと見せて欲しかった。結果、終了45分前に俺は抜け出した。
「何かを変えるとかそんなことが出来るとしたらお前らみたいな人間だよ」
この間泊まった人に言われた言葉。簡単に言うと普通の人ではない人。
ダチは日本一周を終えて今度はオーストラリアに行く予定らしい。学生の頃バイト先にいた日本一周の人に誘われ、速攻パスポートを取りタイにも行ったことがある。行動力がぶっ飛んでいる。
かく言う俺も行動範囲や行動力は他人とは違うと思っている。ブログにも多々書いてはいるが。
やはり何かを成し遂げたり、新しく何か作り出すのは既存のやり方や行動でいいわけはなくて、周りとは異なる必要があると思う。
今個人的に目をつけているのは投資。
あと沸々心の底で煮えているのは会社の設立。キャリアと年齢を盾にして上から物を言ってくる奴らに従うのが馬鹿らしいので。
「終わったでー」
近くのラーメン屋で一人とぼとぼ食べ始めた時に友達から連絡が来て2次会。こちらのメンバーとはもう10年ほどの付き合いになる。年末でどこの店もガヤガヤしているなか、偶然にも磯丸水産が空いていた。
1〜2時間ほど世間話をして解散。やはり俺らも歳を取ったのか、皆が落ち着きを得たような気がした。個人的には年末だしベロンベロンに酔って路上に景気付けのゲロでも吐きたかったが、自宅には23時前には着いていた。
30日
今日は逆に彼女が自分の家に来る日。朝から家でゴロゴロしているのも嫌なので、予定より早く最寄駅に向かった。
スタバで家計簿と予定を確認する。マジで緊張感0。つかプライベートで緊張しなくちゃいけない意味がよく分からない。
挨拶はまぁ無事に終わった。というか勝手に親と向こうが話していた。ビールを1.5L昼間からスラスラと飲み干した。
夜は江ノ島に行った。マジでベストなタイミングで来たと思う。小学生の時からずっと来ていたが、最後は婚約者を連れてくるという結末。最終回かな。誰か映画化キボンヌ。
31日
日を跨ぎ、江ノ島水族館に行き解散。
水族館バカ楽しい。ありえんよさみが深い。
水槽で魚と海獣が泳いでる姿。
バカ楽しい。ありえんよさみが深い。
シュレッダーで細々に切ったようなシラスが泳いでいたのがベスト。シラスが名物の江ノ島でシラスの展示を行うのが最高にサイコパスで好き。
いつもここからという芸人も言っていたが、食べられる方が笑顔なのほんま草。こういう看板を書く人間はマジサイコパス。
家に帰ってからは鍋をつつき、21時ぐらいには寝ていた。
2024/1月1日
圧倒的寝落ち。起きたらLINEが数件入っていた。
あなたの年を越したという感動的な瞬間に入らなくてごめん。きっとラブ。
予定は夜からだったのでそれまで寝るなりすればいいのだが、家にいても暇なので街に出る。1日なのでさすがに人は少なかった。
「あっ、どうもどうも久しぶりです」
よそよそしく始まった会話から店に入り世間話。よそよそしいのも天然のものではなく、ある程度の仲があって故のものだった。
もう15年ほどの付き合いになるだろうか、小学3年の頃に出会ってからだから。言ってしまえば別に同じグループで遊んでた訳でもないし、趣味や性格も違うし、中学卒業から連絡も取ってない時も全然あった。離れてしまえば終わりだとされていたものが自然と今も繋がっている。
昔なんかは互いに感情の置き場所が分からなくて、未熟だったものだから、思っていることが顔に出ていたことがまぁあった気がする。互いに落ち着きを得たと思う。
浪人の時は月1でコイツと一緒に行くスーパー銭湯が楽しみだった。受験が終わったあとにスパ銭の露天風呂で見上げた空をまだ覚えている。思ったよりも冬の青空は狭かった。
もう26歳で今年で27歳。若さを捨て、もっと深くまた会えるといい。結婚には大いに驚かれた。結婚ともなると男として背負うものが多くなる一方で板挟みになることがあった。そんなやりきれないわだかまりを話してふむふむと言ってもらった。こういった状況が何度もあったと、長い歴史を辿るように再確認する。感謝してるよ毎度毎度。
帰りはなんとなく母校の前を通った。特段何もなかった。
1/2
今日は学生時代のバイトの後輩たちと飲みに行く予定。神奈川から埼玉まで。埼玉には人生の2/5はいた気がする。
自身が大2,3?くらいの時に教えていた子がもう社会人だと。マジで時間の流れを感じる。11月頃に久しぶりのLINEが来たので、いつものきまぐれで年始を誘った。
午前中に神奈川を出発し、午後に埼玉に着く。
集合まで時間があったので翔んで埼玉を見た。
今回は続編であり、まぁなかなか面白かった。
個人的に1の方が良かったかな。2は関西ネタが半分を占めており、???となることがあった。そして席的に前しかなかったので常に画面を見上げる形になり、首が痛くなった。
「あっ、お久しぶりです」
元明光講師たちはぞろぞろと店に向けて歩き出す。今日は4人飲み。話を聞くとまだメンバーの一人の子は院生だった。
知らぬ間に幹事となっており、店をチョイス。おでん食べ放題店。わりと当たり。店を出るときは予約待ちなのか、単なる待ちなのか人が多くいた。
当時の昔話と近況報告。
すげぇぶっちゃけると久々に再開した人と飲んだりする時に未来の話や今の話より、過去の話のウエイトが多かった場合次一緒に飲むことはないと思う。昔より今に生きているのと、過去の話はずっと変わらない。こういう経験をして、もう次はいいかなと旧友と疎遠になるケースがほとんどだった。
もっとぶっちゃけると高校や大学のときに過去の友人と再会して、世間話をしたことがあるが、大抵昔のはなしばかりでつまらなかったので切った人も数名いる。具体的には思い出せないけど。過去の話抜きでその人と話そうとした際に話題が浮かばなければ察しだからもうバイバイって感じ。
書いてみてひどい表記だと思った。しかし大体みんなそんなもんなんじゃないだろうか。
当時バイトだったけど教育の仕事は素晴らしい。人も瞬間も。いつかの転職候補ではあるけど、わざわざ自制心のないキッザニアに神経をすり減らすこともないのだろうとも思う。
そのあとはもう1軒飲んで解散した。次はまた来年かな。どうもありがとう。
1/3
昨日の余韻を抜けて、埼玉の第二の家に泊まった。夜飯まで時間があるのでいつもの如くぷらぷらすることにした。
東京のこの辺はまだ行ったことがないため、適当に行くことに。ガタンゴトンと電車が新年の期待を乗せて都内に向かう。
(………なんかめんどくせぇな)
一瞬の気の迷い。電車に乗ったものの速攻でめんどくさくなってしまった。
(普段できないことしてぇな……)
ぼんやり窓の外の田園風景を見ながら思った。
(おおん、なんだこれは)
初ブックカフェ。以前から少し興味はあったのでノリで行ってみることにした。
システムとしては店内にある本は何を読んでもOK、持ち込んだ本を読んでもOK、店内に売ってある本を購入して読んでもOKである。読書は好きなのでしばし没頭。テーブルに置いてあった本を読んだ。
元々本を読むという長時間滞在をメインにした場所のためのんびりすることができた。
最初はシステムに戸惑ったが慣れてくると普通の店。ブックカフェだから静かだと思いきや、わりとガヤガヤしている。店自体もドトールと本屋が合併している感じなので想像よりもライトだった。
五十嵐貴久という作家を昔は推していた。よく本を読むことでメリットが生まれるとSNS上で流れてくるが本当だろうか。
昼過ぎに店を出て、スーパー銭湯へ。激混みだった。一つ一つの湯船の占有率が80%を超えていた。
出る頃には客が減っているのはなんでなんだろうな。よく自分らが来た時がピークだったり、傘を買ったタイミングで雨が弱まったり、事実は変わらないけど主観的な気持ちで変わるのだろうか。
夜は飯をもらって寝た。
1/4
今日は仙台に帰る予定。
別れを告げ、とりあえず大宮から郡山へ。新幹線に乗った。
だいぶ休んだ気がする。色々な人に会ってエネルギーをもらうことが出来た。世界観だとか行動圏を変えるのは大事なことだとつくづく思う。
あぁ、最近越してきた郡山。
まだポテンシャルは感じないが不便ではなさそう。
バスきしょきしょザウルスやん。今時バスてwww
バスの路線図なんかはなかなかネットで出ないことが多く、めんどくさい。時刻表を見てもとびとびだった。
マジで運良く一日3本の内の1本とかち合い、乗ることが出来た。……が、交通系ICが使えないという事実。バリきしょい。路線の金額の見方が分からない。
(運転席の上にある金額表どう見たらええねん…。)
必死にググって見つけ出した料金と奇跡的に一致していた。マジ現代社会サンキュー。
無事家に着き、車に切り替えて仙台へ。
会いたい人達に会えてよかった。
そんなことを思いながら景色が流れていった。
1/5
いや、なんなんこれ。
思い描くバイクの景色がそこにあった。
太陽が海に反射され、ガラスを散りばめたようにキラキラしていた。
あぁ一服。
彼女は仕事のため一人でツーリング。久々の野良。たまーに2ケツもしたりもする。
「バイクは危ない」
よく言われる。確かにまぁ乗ってて危ないと思う瞬間はある。道路をすり抜けたり、集団でやかましく走ったり一般の人が抱くのはそんなイメージだと思う。
すごい昔、教習所に通っていた頃、女教官が言った言葉を度々思い出す。
「バイク危ないとか言う人って結局でも、乗ったことない人だよね?」
すり抜けやらスピードを出して攻めない自分からすると、普通に車と同じように走って止まるだけ。むしろ小回りも聞くし、何か道路上で起きても避けれたりするので安心な時でさえある。まぁ他人におすすめはしないけど。
1/6
今日はかます日。長野まで450km走る予定。
仕事上転勤が多いので距離感がバグる。450なら少し遠いなぁというイメージ。
やはり目先の見えない自由にいつまでもワクワクしていたい。
目標は善光寺。なんでかと言うと俺にも分からなかった。
途中途中で休憩。
SAやPAでコーヒーを買う。よくある高速道路のコーヒーを飲みながら走る瞬間が好きだ。
ーーーー長野
長野には少し思い出がある。高3の頃。受験期。
偏差値の見方すら分からないほどの頭の悪さだったのに、何故か自信しかなかった俺は見事大学を全落ちした。一丁前に自信はあったので何故か信州大を受けた。
神奈川から長野までプチ旅行気分で受験。1時間に一本しかない電車を澄んだ青空の下で永遠と待っていたことを覚えている。
善光寺は行ってよかった。
イメージとしては鎌倉の鶴岡八幡宮。メインストリートにお店が並んでいて、その終点に寺がどーーんとあるイメージ。
普段神社が多いから寺は新鮮だった。参拝の作法とかも違うし。他人の課金した線香を我が物顔で浴び、寺のボスにスパチャした。
願いを込めるとするのなら、年末年始会った人に対していつまでも元気でいてほしいと願う。
1/7
仙台から長野。昨夜は長野から群馬の宿に泊まっていた。
前橋駅という県庁所在地であるのにも関わらずマジで何もなかった。
駅前で縁日というチームラボみたいな施設があった。施設内にスポットが8つほどあり、それを各自で回るといったものだった。例えば自身の動きに対して花火が上がったり、魚が寄って来たりなど。
狭いながらもコンパクトにまとまっている。がしかし、いかんせん人が少ない。スタッフ1人が1グループの接客をしているみたいな。
せっかくいいものがあっても人が集まらないとどうしようもない気がした。ドライなので店員がチュートリアルをわざわざするたび聞き流していた。
道中の小泉稲荷神社というところに寄った。
ここは稲荷ともあるように鳥居が羅列している。
くぐりながら参拝をしておいた。
夜は那須の宿へ。
以前行った時に気に入ったので初めてリピート。
特徴として宿全体が広い。デッカい敷地の中に○○エリアみたいにそれぞれのコンセプトを有した宿泊施設があるイメージ。宿泊施設の間はバスが常に往来している。なおかつエリアごとに温泉があり、そこを自由に行き来することができるため湯船の数だけでも20〜30はある。
温泉と宿泊。かなりおすすめである。そして夕飯と朝食はバイキング。最高やん。何ここ。
温泉にのんびりと浸かり、飯を食べた。
夜はまさかの降雪。5cmほど積もっていた。
降雪のなかで走る露天風呂。マジ最高。風情がありすぎる。
1/8
年末年始最終日はのんびりすることにした。
気持ちを作っておかないと世間に負ける気がするので。
栃木から仙台に移動し休憩。夜になったら郡山に移動して、翌日の仕事に備えて寝た。
BGMは忘れらんねえよより俺にやさしく。
www.youtube.com
「俺ひとりの力じゃもう限界みたいなんだ
よろしく頼むぜ 俺にやさしく」
各位お元気で。また会いに行くよ。